あらすじ
体育祭を経て、恋人になった俺と吉野さん。屋上で駄菓子パーティーしたり、繁華街の癒しスポットを開拓したり、些細な時間がすごく楽しい。
そんなある日、映像編集の腕を買われて、後輩の(売れない)アイドルの「JKコンテスト」を手伝うことに。動画を毎日アップするのは正直大変だけど、吉野さんも一緒なら夏休みに伊豆に合宿――お泊まりイベントも発生するということで……!
けどコンテストには、俺の苦い過去を知る人物も参加していて……。
素顔を見せあう二人でも、好きだからこそ見せられない顔もある。それでも……やっぱり大切だから。不器用に、だけど着実に二人の距離が縮まる第2巻。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
青春、もう眩しいばかりの青春だ。目が潰されるかと思った。
一つの目的に向かって突っ走る勢いははっきり言って大人にはない。少年少女たちが「自分たちで決めた事に関する強さ」を感じたし、互いに想い合う姿は甘々しくてじれったい。こういうのがいい。
映画部の活動を描く第2巻は、高校生たちの青春が爽やかに描かれ眩しい一冊。地味な平手くんの活躍が印象的だった一方で、大人の描写はやや浅めに感じられた。
賑やかな内容でしたが
JKコンテストの話が中心です。陽都の同級生達が登場で賑やかになりましたが、反面、物語としてどこか落ち着かない印象でした。陽都と紗良が話の中心な前巻の方が読み応えありましたね。この作品は登場人物のカジュアルな会話を特徴としているものの、それが多すぎると却ってくどさを感じてしまいます。陽都と紗良がどんな未来へ向かい進んでいくのか?折を見て続きを読みたいですね。