あらすじ
妖より帝都を守る仕事に奔走する聖を、美味しい料理で支えている多恵。ある事情から契約結婚した2人だが、学生ゆえ結婚式もあげられない。せめてもと視察を兼ねて新婚旅行に行くことに! 聖の心遣いにきゅんとする多恵だが、訪れた漁村で不吉な影を見てしまう。それ以降異変が起こり始め、聖が調査を開始するが――。銀座での逢引、思い出のあの味の再現。近づく2人の距離。そして聖は鷹乃宮家当主として因縁に立ち向かう!
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Posted by ブクログ
今回も背筋が少〜し寒くなるような妖怪や悪霊などのお話と併せて、多恵の作る美味しそうで心の底からほっこりと温まり、浄化されるようなお料理が出てきて楽しく読みました⟡.*
一章のお話はことの始まりから不気味ですごく怖かったのですが、村に伝わってきた伝承が時を経て思わぬ形に歪められてしまうというのは仕方ないことでありつつも切ないですね。。。
普段妖関係で意識を張っていたからこそ気づけなかった違和感と理由が分からない不気味さにゾクゾクしました:(っ'ヮ'c):
本当は注意喚起だったと知って申し訳ないなと思いましたが、読み返して見てもやっぱり怖いものは怖いので仕方ないですね笑
それにしても、シリアスシーンで緊迫してるはずなのに「...ウメェ」に思わず笑っちゃいました((( *艸))クスクス
多恵の作る海鮮粥、私も食べてみたくなりました♡
2章の化け猫のお話は美味しそうなフルーツがいっぱい出てきてフルーツサンド食べたくなっちゃいました( ´艸`)
ここでであった化け猫さんのおかげで聖の父に繋がる手がかりも見つけ、3章へ。
3章は聖の思い出の味、亡き母の味噌餡柏餅がきっと本当に優しい味で美味しいんだろうなぁと聖の嬉しそうな反応にじんわりほっこりでした( ᵒ̴̶̷᷄௰ᵒ̴̶̷᷅ )
契約結婚だった2人の、特に聖の多恵への態度の変化に多恵の存在の大きさを感じてきゅんきゅんしました♡多恵も亡者相手の態度もそうでしたが、贄にされると知っても1歩も引かないどころか聖のために情報を少しでも得ようとする姿が凛々しくてだいぶ肝が座ったなぁと感心しました⟡.*
契約なんか関係なく本当の夫婦になって欲しいです( ´艸`)
大分謎が解けてきた感じ
遭遇した怪異としては3つあって、その3章仕立てな感じです。1巻より遭遇した怪異が多いのでホラー風味描写も少し多め。
両思いなのは明白だし、ある程度は伝わってもいると思うけど呪いのこともあってかまだ明確な言葉は言えないままなのがじれったい…!
父親はラスボスなのかと思っていたのでちょっと意外でした。やった事は許されないとは思うけど、和解して穏やかに過ごせる日が早く来るといいな。
ヒロインの血筋のこと、呪いの断ち切り方、漸く見えてきたかなと思うので、続刊を楽しみにしています!