あらすじ
もしも人間に生まれ変わって、孤独の貴方を救えるとしたら……
ラディウス王子の愛馬であるルカニアは、襲撃事件により命を落としてしまう。
「ブライトネスの日までに、絶望の淵に立つ彼を光に導いてあげてーー」
人間の姿に生まれ変わったルカニアはラディウス王子のもとへ向かうが、今も自分を探し続け周囲からの優しさを拒んでいた。
「あなたを笑顔にしてみせるから」
たとえ、その未来に私がいないとしても……。
限りある時の中で、ルカニアは馬だった過去を隠し、ラディウス王子を救うために奮闘していく、優しく切ない物語。分冊版第1弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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匿名
主人公が馬から人間になったから身体の違いや人間の足の遅さに戸惑ったり、今までにないパターンの転生すぎて面白い。
狙われた妾腹の王子の愛馬が身代わりになって亡くなったとこからの転生スタートという、動物視点というか不思議な感じ。
女神様の言いようだと超短期っぽいのが切ないお話になりそうなんだけど、ルカニアの明るさにほのぼのしちゃう。
そっか、お馬さんだから野宿気にしないんだな…
ルカニア
ラディウス王子の愛馬ルカニアは襲撃を受けて命を落としましたが、死んだはずのルカニアが気づくと人間の若い女性に生まれ変わっていました。偶然ラディウスと再会したルカニアでしたが、当然のことながらラディウスは彼女がルカニアとは気づかず、警戒しています。そのとき、またもやラディウスが襲撃され、乗馬が暴走し始めました。彼女は従者フラーの馬に乗ってラディウスを追いかけ始めました。かつての愛馬の生まれ変わりの女性とその主人との物語の始まりです。