【感想・ネタバレ】義妹にちょっかいは無用にて : 3のレビュー

あらすじ

ひたすらに恋い慕ってくるおれんに戸惑うばかりの将太。おれんと義妹の理世たちとで、花菖蒲を見にいくことに。そこでおれんから「色恋がわからなくったっていいから、あなたをあたしにちょうだい」と正面から告白される。――いや、俺は恋を知っている。心を殺しているだけだ。一方の理世もその日、小さな事件によって自分の気持ちを理解した。血がつながらないとはいえ、こんな想い、あってはならない……将太にすがりつきたい衝動を、理世は必死に抑え込む。にわかに背徳感が蠢き始める禁断の第3巻!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最後の由良の修羅場は面白かった。江戸と長崎(丸山遊女)の遊女の違い、調べてみたくなった。
おれんや由良みたいな女性に振り回される江戸の男たち。
現代の男性より純朴な男性像でかわいそうになる。

0
2025年09月14日

Posted by ブクログ

現代でいう自閉症の将太。その不可解な言動に鬼子と呼ばれていた子供時代。
どこの手習でも見放されていたが、白瀧親子の手習所で初めて居心地がいい場所を得る。
矢島家の道場で、剣を習い、心身ともに充実していき、それが周りの人間や環境とも、少しづつだが対処ができるように。
ひょんな事から養女となり義理の妹となった長崎出身のおりよ。おりよとの、関わりから一段と成長を。

恋を知らない将太だったが、いつしか心におりよの存在が。

自傷行為を繰り返す大店の娘や、騙された縁談などで環境は変わってゆく。

恋心の変移を綴るとともに、将太の成長を中心のシリーズ3巻は第1シリーズとはひと味違うお味わい。

0
2024年04月17日

「歴史・時代」ランキング