【感想・ネタバレ】誰が勇者を殺したか 勇者の章【電子特別版】のレビュー

あらすじ

魔王討伐から数年後、王国で開催されている慰霊祭で亡くなった者たちに祈りを捧げる勇者たち。王都が祭りの喧騒に包まれる中、勇者はかつて旅の始まりで出会ったリュドニア国の姫と再会を果たす。少し緊張した面持ちで言葉をかける彼に、姫は冷たく重い声で「リュドニアの勇者を殺したのはあなたですか」と糾弾する。かの勇者が姫の兄であり王子だったことを思い出した彼は、心にかすかな痛みを覚えながら「王子を殺したのは魔物シェイプシフター。あなたもご存じのはず」と伝えるのだが……。これは旅の始まりで出会った、もうひとりの勇者と姫の物語。

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ラノベ読者でない方にもおすすめしたい傑作!

勇者は魔王を倒した。だが同時に帰らぬ人となった。
なぜ、勇者は死んだのか。
魔王が殺したのか、それとも仲間なのか……。

他作品ではあまりない珍しい切り口で描かれるファンタジーミステリ!

魔王が倒され、落ち着きを取り戻した王国は、亡き勇者の偉業を文献にまとめる事業を開始。
魔王討伐の旅を共にした仲間をはじめ、勇者とゆかりある人物へのインタビュー、そして彼らの視点による回想を挟みながら物語は徐々に核心へ。

読みやすい文章ながら、登場人物たちの心情描写や物語の構成の巧みさに唸らずにいられない。
そして充実の読後感。

本作の著者、ライトノベルというジャンルで「本屋大賞」の受賞を目指しているとのことだが、これ本当に狙えるのでは?
老若男女問わずおすすめ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

3巻も面白かった
マリアがこんなにもザックをあからさまに贔屓して好きになって冒険してたなんて1巻からは考えられなかった
2巻より3巻の方がさらに面白くなってた
ザックたちの旅の様子が描かれてたのがよかった
ザック達の旅のエピソードを描くなら4巻、5巻と続いてもいいと思う

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わりました。今回の話は後書にもあるように報いとその先にある光の話ですね。

優し過ぎる人達がなんでこんなしんどい目に遭って、かつなんでこんな最期を迎えないといけないのだ…この全てを残された姫が背負うには重すぎないか?と思いましたがマリアから伝えられたシェイプシフターの最後の言葉。あれが光ですね
誰にも想われないと言っていた姫の願いが報われた…のかな。何にせよ辛いのですが。

それにしてもマリアがどんどん人間離れしていくなあ^^;

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある勇者一行が守り切れなかった人物は、シェイプシフターという人に化ける魔物に殺されたという。しかし、それは本当にそうだったのか? 勇者たちが邪魔になったその人物を殺したのではないか? という感じのミステリー。
1巻目に登場したアレスらの冒険の一幕が書かれる。

これまでの形式と同じく初めの方ですべての結果を開示し、どのような流れでそこまでたどり着いたのかが順に書かれていく。1、2巻と違う所は、1巻の結末からアレスらが正しく行動する一行であることが読者目線で分かってしまっているため、「中心人物らを本当に信じて良いのか」という心のブレ幅が少なく、手持ちカードの中から順当にカードが切られていくような印象を受けて道中は少し退屈した。

しかし、その信用の代償としてマリアがシェイプシフターを殺したという裏切りの一撃を食らったので、きっちりギミックにハメられた気分になって楽しかった。

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「勇者」とは世界共通の称号ではないんですね。あまりにも有名な「勇者」という称号は、人々の「平和であれ」と願う器なのかもしれない。そんな器に満たされる願いは純粋な平和への祈りだけではなく、政治的な昏い思惑も入り込んでしまう・・・

「勇者」であれと願われたが、それを叶えられなかった王子と、王子の形を受け継いだ古の神シェイプシフター、そして、「勇者」アレスの意志を受け継いだザックの物語。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリー仕立てのちょいとビターなファンタジー。
このシリーズのテーマは「贖罪」なのだと思う。

マリアがこの世界のOSである大神の顕現として、バグであるシェイプシプターを消滅しなくてはならないのは「仕様」。彼女が贖罪としてエレナにできたことは、奇跡を見せることで前に進ませること。それすら詐術なのかもしれないが。

後に魔王を斃す勇者一行だが、出来立てパーティーは纏まりがなく、戦闘はチート級な各人の力業。勇者アレスもクセ強メンバーに気圧されてリーダー感皆無。
そんなアレスが、リュドニア国の勇者カルロス王子に出会い、勇者とはなにかを見つめなおす第3巻。
なんといっても「聖女」マリアの主人公への好意が偏執的で、モラルのぶっ壊れてる感が素晴らしい。
続いてほしいシリーズです。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう、RPGそのもの。
この作品はずっと『読むRPG』として楽しめるから、本当にあっという間に読み終えてしまう。
2巻以上は勝手に出ないものだと思っていたし、3巻にいたってはタイトルだけが一人歩きするのだろうと思っていたら、しっかりと『誰が勇者を殺したか』という内容だった。
今作もしっかりと1巻の勇者ご一行が出てきて、魔王を倒す前の話が掘り起こされている。
3巻にもカルロスという、ザックに言わせるとアレスに似た勇敢な『勇者』が出てくるのだが、内乱を起こさせないために自ら毒をあおぎ、それが治らず最期を迎えたと知り、胸が締めつけられた。国を、民を、仲間たちを想って死んだ勇者。
カルロスの意思を受け継ぎ、カルロスの妹・エレナの想いを叶えようとしたシェイプシフターも、まごうことなく『勇者』だった。

今作も『誰が勇者を殺したか』が二転三転する。今作は、今までで一番切ない終わり方だった…。
まだ続くと書いていたので、次回作が楽しみ。
そして、ザックが本当に好き…!!!
私の初めてのライトノベルは、私が唯一買い続けるライトノベルになりそう。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

1作目、2作目に続き、今作もよく練られた構成で読みやすかった。
このシリーズで描かれる勇者は、よくある分かりやすい英雄という訳ではなく、人であってもなくても、心情から表れる部分が重要になっている点が面白いと思う。
次作にも期待したい。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル回収を今回もきちんとしまくるので、色んなパターンがあって面白いですね。
マリアが凄すぎていつもこの子なんなん?ってなります。

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2025年08月31日

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