あらすじ
ごく平凡な伯爵令嬢のチェルシーは、結婚相手を探しに出席した夜会で会場を抜けだし外の空気を吸っていた。
そこに飛び込んできたのは、社交界一の色男と呼ばれる公爵家の跡取り息子・ソロモン。でも何故か彼の黄金の髪、琥珀色の瞳がこの国では疎まれる黒色に変わっていて……。訳が分からないながらも、誰かに見られてはいけないと思ったチェルシーは、咄嗟に彼を隠した――なんと自分のスカートの中に!
目立たず穏やかな人生を送るため、全て無かった事にしたいチェルシーだったが、何故かソロモンはチェルシーに求婚&溺愛してきて!?
「どうか、もう忘れてください!」「チェルシーは無かった事に出来ると思うの? オレは貴女の柔らかさも、香しさも、鮮明に覚えているのに」
全力で求婚から逃げたい地味な伯爵令嬢×絶対に逃がさないと追いかける美貌の公爵令息のドキドキえっちなラブコメディ!
感情タグBEST3
面白かった。
揉め事を好まず、穏やかに暮らしたい、ヒロイン一家。
目立ちたく無いヒロインに、この国で一番キラキラした人が求婚。
引き込まれて、あっと言う間に読み終えてしまいました。
目立つことを嫌い壁の花ならぬ壁のシミに徹する控え目ヒロインの心の声わりとが辛口で、そのギャップに好感度マシマシ。そんなヒロインに関してだけ残念な子になっちゃう麗しのヒーローも好きだわぁ。勝手に掌の上で転がる美丈夫…笑
それぞれの両親や友人等も心優しい人達ばかりで、争いのない穏やかなストーリーと相まってほのぼのとした読後感です。
匿名
恋愛に関してはかなり色々残念な感じですが愛されキャラで、楽しく読ませてもらいました。
ヒロインの父も色々残念な感じで笑えました。
最後はハッピーエンドで良かったです。
面白かった
もっとコメディタッチかと思っていましたが、そうでもなく、私は好みでした。
ヒロインが慎ましく好感が持てる女性で、ちょっと重いくらいに一途に想われていて可笑しくもあり幸せなお話でした。
残念な格好いいヒーロー
最初は、ヒロインと同じで何故ヒーローがここまで執着するのか分からなくて、一緒に流されてモヤモヤしました。でも、ヒーローが格好いいのにヒロインの前でだけ残念になるのが、可愛らしく見えてきました。
登場人物に悪い人ひとりもいなくて、楽しく最後まで読めます。
作者さんこういう作品は初めてだったようですが、読みやすくて少し不穏な楽しいお話でした。