あらすじ
Practice6: 【生配信】
「今も声漏れてるの、わかってます? またこの動画も使えませんね」
明日見芽依、いたってフツーの真面目な社会人をやっている29歳。
……なのですが、推しのASMR配信者が隣の席の後輩だったので、再生回数を更に上げるための練習を手伝うことになりました……。
私の反応を見て、推しが配信に活かしてくれるなんて、そんな大役、本当に良いのでしょうか。
推しの再生回数を支える「2人だけの秘密の練習」、声を出したら罰ゲームというルールでASMR動画収録のお手伝いをしたわけですが、みっちり罰ゲームを受けています…!!!!!!!
おまけに今度は生配信を手伝ってほしいとお願いされて!?
音が、脳に直接響くような感覚に、もうゾワゾワする。
耳を触られているだけなのに、こぼれる吐息をこらえられなくて……!?
感情タグBEST3
匿名
7
ASMRを中心に配信しているカカオという配信者が推しである明日見芽衣は恋人にふられて落ち込んでいるときに彼の動画を聞いて心が救われたという経緯を持つコンビニスイーツの企画開発部で働く女性である。
恋人がいなくなったのでもう仕事に専念する人生をしばらくは送ろうと思っていた彼女はある日その推しであるカカオが同じ部で働く後輩男子の速水であることを知ってしまう。
そのことがきっかけで彼の動画を作るにあたってのどういう企画がいいかということやその収録に協力することが増えてきたが相変わらずこの関係がどんなものなのか測りかねていた。
最初は首から上以外は触らない、キスしないという約束があったが最近はそれを守る気配もないし芽衣もそれを拒まないという状況が続いていたが…。