あらすじ
Practice4: 【心音】
「なに、話って? 今までしてきたことと違うの…!?」
明日見芽依、いたってフツーの真面目な社会人をやっている29歳。
……なのですが、推しのASMR配信者が隣の席の後輩だったので、再生回数を更に上げるための練習を手伝うことになりました……。
私の反応を見て、推しが配信に活かしてくれるなんて、そんな大役、本当に良いのかな!?
音が、脳に直接響くような感覚がゾワゾワする…直接耳を触られてるわけじゃないのに、外側からの刺激で……
推しの再生回数を支える「2人だけの秘密の練習」、今回は「心音」にチャレンジ! あれ、つまり推しに抱きしめられ続けるってことでよいでしょうか…!
感情タグBEST3
匿名
4
コンビニスイーツの商品企画をしている明日見芽衣には気になる後輩がいる。
仕事自体はできるもののやる気がまったく顔に出ないために上司たちにうけが悪いという風に見られている後輩男子の速水だ。
彼の声がASMR系配信者のカカオに似ていることが気になっていたものの本人であることを知ったことがきっかけで配信を聞いてくれている人たちのニーズを知るため、そして彼自身が芽衣に対する思いを抱えているために芽衣に協力を求めてくる。
後輩が推しと知ってうれしいのと距離感がどんどん近くなってきていることに戸惑いが隠せないでいた。
それ以上に副業禁止の会社で配信をしていることがばれてしまった場合のことを考えると彼が配信を止めてしまう最悪のケースも考えられて…。