あらすじ
どうすれば、この気持ちを君に分かってもらえるだろう。
契約結婚なのに、相手のことを心から愛するようになったセラフィーナとメイナード。それぞれの誤解が邪魔をして、互いに本心は伝えられないまま、もどかしくも幸せな日々を過ごしていた。だがある日、セラフィーナが突然倒れてしまう。動揺するメイナードは、そこでセラフィーナの「重大な秘密」を知り、ある決心をするのだが……!? 美貌の婚外子公爵×鉄の伯爵令嬢、想い合うがゆえにすれ違う、二人の恋の結末は――?
【目次】
第五章 波紋
第六章 噓
第七章 涙の海でもがく
第八章 呪い
終章 君に編む愛
【著者】
春日部こみと
2013年、『あたしは魔法使い』(エタニティブックス)で作家デビュー。
近著に、『腹黒王太子は政略結婚の幼な妻に愛を乞う 』(ヴァニラ文庫)、『三年後離婚するはずが、なぜか溺愛されてます~蜜月旅行編~』(ソーニャ文庫)などがある。
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このヒーロー、変態っぽくていい
上巻を読んでいたので購入。
なんとも切ないシーンとコミカルなシーンとがバランスよく織り込まれていて、とってもおもしろかったです。
自分の生きた証に子どもを産みたいセラフィーナと、彼女を失いたくない夫の気持ち。
すごく見事に描かれていて、ちょっと胸が詰まる思いでした。
とってもよい結論に達して満足!
とっても良いお話でした。
自分が死ぬことになっても、子供を残したいと思ってた、ヒロイン。
でも、ヒーローは、自分が、君の全てを覚えておくから、生きて欲しいと。
素敵な関係ですね。
上下一気読みです。
よかったです。ふたりの絆が深まり、ヒロインがしあわせになってよかったです。今回のヒーローはよく泣くし、夢見がちでちょっと、情けなかったりするけど、ヒロインに一途で好感がもてました。
匿名
泣いた。
下巻はあっという間に読み終わってしまった。
前半、切な過ぎて泣いてしまった。
お互いを想う心情が伝わってきて苦しいくらい。
ハッピーエンドで本当に良かった。
途中のちょっとした事件は要らないようにも想えましたが、個人的にあの令嬢は好かないのでスッキリしました。