【感想・ネタバレ】きみはサイコロを振らないのレビュー

あらすじ

――人生なんて、しょせんはゲームだ。
中学時代の友人の死が忘れられず、そんな信条で日々を淡々と過ごす高校生の志崎晴(しざきはる)。
「遊ぶと死ぬ」ゲームを探しているという同級生・莉久(りく)に頼まれ、彼女と、呪いの研究をしている大学院生・葉月(はづき)と共に、不審な死を遂げたゲーマー男性の遺品を調べることに。
大量に残されたゲームをひとつずつ遊んで検証する三人。するといつのまにか晴の日常に突然〈黒い影〉が現れるように――。
〈晴くんって、実はもう呪われてない?〉
呪いのゲームはどこにあるのか? その正体と晴の呪いを解く方法は――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

かつて友人の死を経験し、「人生なんてしょせんはゲーム」だと過ごす高校生が同級生とその友人から呪いのゲーム探しに誘われ、いつの間にか呪われてしまっている、というお話(?)。

呪いの原因はそこにあったのか、と読み返したくなりました。

色々な種のゲーム内容、呪いの形、人間関係と散りばめられていて、呪いについての考察を妨げられるような紛らわされるようなステキな書かれ方をされているなぁ、と思いました。
サイコロのミスリードとタイトルと。

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2024年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

呪いの謎が気になってあっという間に読み進めてしまった。人生なんてゲームみたいなもの。仕事もゲーム。人間関係だってゲーム。いかに要領よくクリアに向けて進めていくか。失敗したらやり直せばいい。そうやって考えたら、生きるのが楽になる。ミステリー面白い。
•肝心じゃないものは、目に見えない。

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2023年10月17日

Posted by ブクログ

えっ普通に面白く読めたんだけど。
ここの表かと俺の感覚合わないのかな?

怪異の怖さみたいなとこにはあまり重点を置いてないというのは途中からわかったので、たいして怖くないというところはそんなに気にならなかった。
呪いを解くホラーミステリという趣で、リングと同じようなもんだよね、と。
呪いが当然に存在する世界観にも慣れてしまえば違和感はなく、遭遇する怪異の演出が控えめな分だけかえってリアリティーがある。
呪いのルールの解析と切ない思い出や痛い過去のリンクも論理的で必然性があり、その辺とってつけたような、動機が説明できないお話とは異なる。ジュブナイルとして上出来。

最後だけ唐突すぎるので、そこはちょっと勘弁してよと思った。

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2024年07月05日

Posted by ブクログ

呪いのホラー部分やミステリはだんだんと謎が解けていく感じが面白い。
そして、友人関係の話の部分も少し切ない所もあったがよかった。

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2023年09月03日

Posted by ブクログ

「虚魚」「あさとほ」とはちょっとテイストの違う本だと思いました。
不気味さはそこまでなく、爽やかささえ覚えるようなホラーってかんじでした。

莉久がかわいくて癒されます。

ゲームってなんだろうな?生活のなかの、ちょっとしたお遊びの賭けとか。それがスパイスになるのか、呪いになるのかは自分次第かも。
いや、神様次第かも…?

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2023年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

でも終盤から一気に面白くなったけど、最後の終わり方がなんともな〜という感じ。
晴がどんどん人へ心を開いていく感じが良かった
最後に雪が降ったことが、ゲームが続く予兆のようだったが、これはあのゆきひろが死んだ日に戻ったみたいな、振り出しに戻るみたいなそんな意味?

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2024年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

呪いは神様のゲーム、という発想は面白かった。
しかし、呪いの解き方が『呪いの発動条件を満たしていないと主張して、呪いを取り消してもらう』というのでは、設定に矛盾が生じてないか?
呪いは神様が作ったもので、その 発動条件も神様がプログラムしたもの。そこに誤りがあっては、神様の無謬性が損なわれてしまい、『神様は完全無欠でゲームにならないから、不完全な人間を使ってゲームをする』という部分と矛盾してしまう。

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2023年09月01日

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