【感想・ネタバレ】藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 2 ノスタル爺のレビュー

あらすじ

SF短編、全作品収録の決定版が登場!

2023年、TVドラマ化を機に、藤子・F・不二雄のSF短編シリーズ全110作品+αを単行本全10巻に再編集し、装いも新たに刊行!
「異色SF」シリーズ6冊(第1~6巻)と「少年SF」シリーズ4冊(第7~10巻)に分け、それぞれ概ね発表順に収録します。

第2巻の収録作品は以下の通りです。

<第2巻収録作品(異色SF短編)>
・「権敷無妾付き」
・「ミラクルマン」
・「劇画・オバQ」
・「イヤな イヤな イヤな奴」
・「休日のガンマン」
・「定年退食」
・「箱舟はいっぱい」
・「やすらぎの館」
・「ノスタル爺」
・「コロリころげた木の根っ子」
・「間引き」


*過去に刊行された、既存の『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』全8巻とは作品の収録順と巻立てが異なります。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『劇画・オバQ』
昔と同じように接しようとするQちゃんと、成長してしまった正ちゃん達の対比がさみしかった。
「へー神成さん亡くなったの!」て、そら亡くなってるだろうけど、わざわざこの話で開示しなくても良いだろと思った。
お酒飲んで熱くなって、「俺たちでやってやろうぜ!」ってなって、少年漫画版のオバQならこのまま会社を興して…っていう物語が始まっていくのだろうな、と思うと切ない。

『権敷無妾付き』
主人公のオジさんがずっとダサくて良かった。
結局全編を通して外面では良いお父さんであり続けたのが皮肉めいている。

『ノスタル爺』
若く出兵して、そのまま戦地で30年を過ごした主人公はやけに達観した感じだった。
結局「抱けーっ」のシーンに繋がると思うと、土蔵内で10年くらいいろいろ考えて人生を後悔してたんだろうな…と思うと辛い。
「気ぶりのじいさん」という今では絶対に見れない表現。
最後のコマが「抱けーっ」ではなく、いったん感傷的に終わってるのが良かった。

『コロリころげた木の根っ子』
いや旦那デスノートだ

『箱舟はいっぱい』
ノア計画を知ったキャスターが、決死の思いでテレビ越しに告発するシーンがとても良かった。しかもそれも嘘って、やるせなさすぎる

0
2023年10月08日

ネタバレ 無料版購入済み

ノスタル爺

う~ん。おもしろいタイトルだな~と思いつつ読み進めましたが、なかなか難しいのかも~。限られた空間の中で、毎日毎日同じ面々と向かい合うということ、思っている以上に努力が必要なのかな~?と、考えさせられました。

0
2025年06月21日

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