感情タグBEST3
Posted by ブクログ
作者の方と同じく只今5匹の猫が我が家います
別に悲しくないのに、分かる分かると読んでいたら、何だか泣けてきちゃって
他に2匹看取っているので、どの言葉もじーんと入ってきました
とても良い本です
是非、色んな方に読んでもらいたい
Posted by ブクログ
書店で一目惚れして購入。
短歌集というのは初めて手にするもので、どんなものか少し不安もあったけれども、素敵な文章ばかり。
切ないものが特に多くて、猫を飼っている自分としてはいつか来るその日を想像して泣けてきてしまう。
くすっと笑えるような日常の短歌もあるが、猫がいなくなってしまったらこれを読んでまた泣くと思う。
途中、著者の飼い猫についての小話がいくつか挟まっているがこれも泣ける。
電車では読まない方が良い。
私にとって初の短歌集だったがこれから先何度も何度も読み返すことになると思う。
Posted by ブクログ
かんたん短歌blogきっかけの歌人さんだった。少し切ない猫飼いあるあるとその人生が31文字に詰まっている。猫には幸せになって欲しいし、長生きしてほしい。そんなことをしみじみと感じた。
Posted by ブクログ
非常に良かった。でもなんで猫飼ってないのに自分はこんな本を楽しんでいるのか。まずは猫を飼えよ、と思ってしまう。我ながら。
そして、ケチ臭さの極地だというのはわかっていながらも、この本が1870円というのは文字数換算で言うとだいぶ文字単価が高いな、と思ってしまう。短歌だけにな!
でも良かったので複雑。合間合間に、作者が過去飼っていた猫たちのコラムが入っていて切ない。というか1割くらいは切ない短歌なのでだいぶ切ない。猫を看取ったこともないのに勝手に切なくなっている。
どちらかというと、自分のために買うよりは猫好きにプレゼントするのに最適な本なのではと思う。
Posted by ブクログ
2022年現在、著者の家には五匹の猫がいるそうです。
多いときは、十一匹いたこともあるそうです。
みんな保護猫だそうです。
2004年「枡野浩一のかんたん短歌blog」と出会い、短歌を作り始めたそうです。
猫の歌を詠む猫歌人だそうです。
家でも、元ノラ猫のミケちゃんをずっと飼っていたので思い出しながら読みました。
<雨の日は猫が静かで雨の日はいつか来る日の我が家みたいだ>
<生きようとしている猫を看るうちにゆっくり覚悟ができてしまった>
<大きくておっとりしていておおらかでおっちょこちょいな猫はほぼオス>
<飼い主が猫に望んでよいことはもはや長生きだけであること>
<仮の名を呼びなれた頃もらい手が決まって猫の名だけが残る>
<クイックルワイパーをすぐかけ終わる じゃれる子猫がもういないから>
<最後まで優しい猫に看病と覚悟ができる時間をもらう>
<なぜ猫を愛するように人間を愛せないのかよくわからない>
<猫が逝く「もういない」という感覚があり続ける未来を生きていく>
<晩年は猫とのんびり暮らしたい 今との違いはよくわからない>
<下手だった食べかた じゃれかた 甘えかた 長生きしかたも下手だった猫>
<やさしくてエサを譲っちゃう猫がいる 外では生きづらかったろうな>
<雪が降る 外のすべての猫たちに暖とご加護がありますように>
<涙腺が加齢と猫に弱らされなにもなくても泣いてばかりだ>
Posted by ブクログ
猫短歌集の名前どおり猫の短歌のみ。老猫と暮らす友人へのプレゼントにどうだろうと思って手に取った。いくつか挟まれている飼い猫のコラムがいい。
印象の問題なのかもしれないけれど別れや別れまでの覚悟を詠んだ切ない句が多かったように感じた。猫を飼ったこともなければそれほど好きでもない私が最後まで読み切ったのだから、猫好きのひとにはとても刺さるのだろう。
Posted by ブクログ
「猫のいる家に帰りたい」を読んで 猫のあるある短歌が 可愛くて ファンになりました。
今回の「いまから猫の話をします」タイトルもいいですね。
ご自身の猫の紹介もあり 短歌もリアルですね。
「別にしなくてもいいこと」 ちゃんと 届いてます。
Posted by ブクログ
猫歌人による初の?短歌集らしい。
既刊本『猫のいる家に帰りたい』『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』から選りすぐった短歌集とのこと。
たわいもない猫短歌が五十音順に並んでいる。
各行の終わりに、コラム的にネコとの想い出話が挿入されているのがいい。
今も5匹の猫に囲まれて暮らしているのがいい。
これまでも、何匹もの猫を拾ったりもらったり、育てては別れてきたところがいい。
著者の思い、願いは、作品にふれた人が「別にしなくてもいいことをしてしまう」ことだそうだ。それが、著者にとって「作品が届く」ということらしい。
私は、本書を、田舎の母親、妹に送ろうと思う。
今も10匹近い猫と共同生活し、またこの春は、身重の母猫を拾ったのか預かったのか、子猫育て奮闘記が始まりそうだという。
そんな、母と妹にも、この本の短歌やエピソードの数々は、「届く」と思うから。