【感想・ネタバレ】仁尾智猫短歌集 いまから猫のはなしをしますのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

書店で一目惚れして購入。

短歌集というのは初めて手にするもので、どんなものか少し不安もあったけれども、素敵な文章ばかり。

切ないものが特に多くて、猫を飼っている自分としてはいつか来るその日を想像して泣けてきてしまう。
くすっと笑えるような日常の短歌もあるが、猫がいなくなってしまったらこれを読んでまた泣くと思う。
途中、著者の飼い猫についての小話がいくつか挟まっているがこれも泣ける。
電車では読まない方が良い。

私にとって初の短歌集だったがこれから先何度も何度も読み返すことになると思う。

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2023年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

非常に良かった。でもなんで猫飼ってないのに自分はこんな本を楽しんでいるのか。まずは猫を飼えよ、と思ってしまう。我ながら。

そして、ケチ臭さの極地だというのはわかっていながらも、この本が1870円というのは文字数換算で言うとだいぶ文字単価が高いな、と思ってしまう。短歌だけにな!

でも良かったので複雑。合間合間に、作者が過去飼っていた猫たちのコラムが入っていて切ない。というか1割くらいは切ない短歌なのでだいぶ切ない。猫を看取ったこともないのに勝手に切なくなっている。

どちらかというと、自分のために買うよりは猫好きにプレゼントするのに最適な本なのではと思う。

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2023年05月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

猫歌人による初の?短歌集らしい。

既刊本『猫のいる家に帰りたい』『これから猫を飼う人に伝えたい11のこと』から選りすぐった短歌集とのこと。

たわいもない猫短歌が五十音順に並んでいる。
各行の終わりに、コラム的にネコとの想い出話が挿入されているのがいい。

今も5匹の猫に囲まれて暮らしているのがいい。

これまでも、何匹もの猫を拾ったりもらったり、育てては別れてきたところがいい。

著者の思い、願いは、作品にふれた人が「別にしなくてもいいことをしてしまう」ことだそうだ。それが、著者にとって「作品が届く」ということらしい。

私は、本書を、田舎の母親、妹に送ろうと思う。
今も10匹近い猫と共同生活し、またこの春は、身重の母猫を拾ったのか預かったのか、子猫育て奮闘記が始まりそうだという。
そんな、母と妹にも、この本の短歌やエピソードの数々は、「届く」と思うから。

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2023年04月07日

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