あらすじ
目覚ましい成長を遂げた美貌の王子ウォルドは、性別も身分も関係なく、ただカリヤの側にいたいと跪く。一度はウォルドの想いを拒絶したカリヤも、ひたむきなウォルドの愛を受け入れ、二人は晴れて結ばれる。旅の間に紡がれたエルフとの縁を契機に、風前の灯だったティシア国は、若き王ウォルドの下で復興しつつあった。カリヤも生産職のスキルを活かし、邪悪な転生者との対決に備える。そんな中、冒険者ギルドに赴いたカリヤはゲームに似たこの世界の秘密とウォルドの覚悟を知ることになり――?
◆書き下ろし後日談「そして、世界は回っていく」も収録!
【電子特別版】藤原チワ子先生書き下ろしSSを電子版だけに特別収録! 結婚式後の二人は初夜を迎え…?「結婚式後の夜と朝の話」
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匿名
最後の大波乱
Web版で原作を最後まで読んでいたので展開は知っていましたが、何度読んでも良い作品でした!
最後のカリヤ様の誘拐事件。なんでそんなことを…と涙なくては読めませんでした。
互いを愛しているからこそ相手を想った行動が取れる。そんな2人はどのシーンでもラブラブで第三者による恋のかき回しがなく良かったです。
ぜひ番外編集も出版されたらいいなと思います!
長かった
長い物語でした。かなりの長編好きを自認しておりますが、それでも長く感じてしまうほどの長い長い物語でした。
ちなみにタイトルの『◯◯』についてはこの作品を読み始めてすぐに気がついておりましたので、ラストに答えが出てきた時にはものすごい今更感でした。だってずっとそういう物語だったでしょ?
この巻に関しては暴力シーン多めなため眉間にシワを寄せてしまったところも多く、心から楽しめたかというとちょっと微妙です。痛いのも惨いのも苦手です。戦争の物語なのでそういうシーンが必要なのは理解しますけども。
ラスト近くなってメルメルが再登場したのが癒しでした。
何はともあれ、主人公2人には『おめでとう!末長くお幸せに!』と伝えたいです。