【感想・ネタバレ】悪役令嬢の矜持 2 ~あなたが臨む絶望に、悪の華から希望を。~のレビュー

あらすじ

悪の華(ウェルミィ)は社交界に舞い戻る――思惑渦巻く紳士淑女の輪舞
悪名を轟かす社交界の悪の華ウェルミィ。後妻の子でありながら伯爵令嬢の義姉を虐げ断罪されたことで表舞台から消息を絶っていた彼女がある日突然、社交界に舞い戻った。何故か伯爵家のリロウド姓を名乗り、隣に王太子殿下を侍らせて。しかも王太子殿下を毒牙にかけただけでは飽き足らず、魔導卿オルミラージュ侯爵や有力な貴族令息たちをも次々と誑かしているという。そんななかで王宮で開催されることになった【王太子殿下婚約披露パーティー】。そこには噂の悪女ウェルミィをはじめとする、三人の令嬢と五人の令息の姿があった。趣向を凝らした、絶望渦巻く喜劇の幕が上がる。主演は当然、ウェルミィ・リロウド――これは悪役令嬢の矜持を賭けた妃(クイーン)と、とある道化(ピエロ)の物語。書き下ろしストーリー「ウェルミィの企み」を収録!
(C)2023 Mary=Doe┴(C)2023 Kuga Huna

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購入済み

濃密な一冊でした

 深い!濃い! よくぞこの一冊にここまで納めましたね。素晴らしいです。

 大好きな義姉を危険から守るため、ウェルミィは“王太子の婚約者”という囮になる。いくつもの思惑と企み。解決したかと思えば新たな疑惑があったり。全てをやり終えたとき残ったのは未来を作る人々。

 時系列が行きつ戻りつするので、何度も読み戻りましたが、読むたびに「こいつが~」とか「これはあれかぁ~」とかで面白かったです。
 ところどころで予告編のような未来表記があったので、次回を楽しみにしてます。

#感動する #ドキドキハラハラ #深い

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

みんな、悪役(笑)。某映画のコピーのようなことを考えてしまいそうな内容でした。みんな程よく悪役で、それぞれが事情を抱えて、混然一体となってストーリーが練り上げられていくのはさすが!面白かった!!

0
2025年01月29日

匿名

購入済み

作り込み練り込みが凄い

ほんの数ヶ月前に化けの皮が剥がされたハズの(お姉様大好き)ウィルミィが、男を侍らすところからスタートです。
もちろん、裏事情があってのことですが、そこから起こる事件が、掘れば掘るほど謎が出て、、、

面白いことはもちろん
前巻以上に巧みなストーリー構成で楽しませてくれる作品です。

本巻初出の登場人物でフルネームのあるキャラが十人近くいながら
それぞれにしっかりした意味を持ち、背景を持ち
唐突に成らぬよう、さらりと伏線を張りつつ
破綻無く
前半の波乱に富んだ展開と結末からの
後半は前半に対するサイドストーリーのようでいなら
最後の最後で全てが完結(解決ではない)する。

読み応え充分と感じます。

#泣ける #ドキドキハラハラ #カッコいい

0
2024年10月25日

購入済み

人は善だけでも悪だけでもない

1巻が本当に鮮烈で、その続きってどうするんだと思っていましたが、さすが、鮮やかな展開で、一気に読ませていただきました。よくある断罪などではなく、人の感情が入り乱れて突っ走るお話なのは、今回の主要メンバーが1巻より若いからかなと思います。ウェルミィは本当に魅力的で、危なくて素敵なヒロインですね。

#ドキドキハラハラ

0
2023年10月26日

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