あらすじ
僕は三年前に小学校の教師を辞めた。
昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。
他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。
でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。
自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか?
本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!
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Posted by ブクログ
日常の自分の中での善と悪に翻弄された先生の物語
春 三十二歳
春から夏 二十八歳
夏 三十二歳
秋から冬 二十九歳
秋 三十三歳
冬から春 二十九歳
春 三十三歳
石村圭斗はネグレクト気味のシングルマザーに育てられ、そして長野の祖父母へ預けられる。母はガンで急逝し、東京へ出て、教師となる。
教師となった7年後に事態は動く。
同じくシングルマザーの生徒と保護者を救うためにとった行動で、教師をやめる羽目に。
自分が善と思うことは、世間的に悪とされる世の中で、自分の生き方を改めて模索する圭斗
なんかすごく共感できてしまう。逃げるのは簡単だけど、納得できない状況ってあると思う
Posted by ブクログ
吉井親子が自分の昔と重なったんだろうな
でも教師をやめてしまうきっかけになった件は納得いかなかった
こんないい先生はやめるべきじゃない
子供のため誰かのためとよかれと思ってする行動が今のこの時代悪い意味にとらえられたり誤解されたりする
なんでも平等平等
生きにくい時代だ