あらすじ
令和の小学校は、昭和や平成と似ているようで全然違います!
お父さん・お母さん世代の常識が通用しないこともよくある「イマドキの小学校生活」、適応していくのは子どもにとって意外と大変なものなのです。
いま話題のデジタル教育、国語算数理科社会だけではなく図工や体育、英語の勉強のコツ・家庭ですぐできること、通知表の謎、お金とネットのトラブル対処法など、小学校の荒波を乗り切る方法とこれからの時代を生き抜く力を育てる方法を現役の小学校教師がずばりお教えします!
これでもう、どんなお子さんも「小学校で困る」ことがぐんと少なくなるはず。
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Posted by ブクログ
小学生・小学校・小学校教員との向き合い方を、現役教員の視点からまとめた一冊。
年齢に見合った子どもとの接し方や、学習の補助のしかたに苦戦しているので参考になった。
自分の小学校時代とくらべて、学習内容や学習方法が高度化しているし進度も早いことに、率直に驚いている。特にデジタル面においてはこちらが追随できていない。
Posted by ブクログ
とても読みやすく、教師も親も読んで損はない一冊。とても愛情深い先生であることが感じられて、
あとがきは何度読んでも泣きそうになる。子供達と過ごす今、この時を大切にしようと思う。
Posted by ブクログ
「書くことが苦手な子は、貧相な文具環境であることが多い」のフレーズにドキッとした。物を大切にすることを教えたいあまりに、ちびた鉛筆を使わせたこともあったし、消しゴムがなくなったと言われても自分が悪いだから探しなさいで終わらせてしまったこともあったなぁ。
筆箱の中身だけでなく、学習に適した環境を用意して余計なことを考えなくて済むようにしてあげたいと思った。
他も、現代の学習において参考になることがたくさん載っていました。
Posted by ブクログ
とても読みやすい本でした。
著者は大手チェーンで店長として売上一位を取った経歴もありながら、教師を目指して現在に至るとのことです。
昔の学校教育と違うところなども含めて、現状を伝えています。いくらでもインターネットでいろいろな情報を知ることができる時代なので、真偽の程もわかりませんが、このように現役のしかも民間の感覚も持ち合わせているので非常にわかりやすいです。
これからの学校教育に対して親がどう関わっていくと子供達にとって良い関係となれるのかが書いてあります。
他の著者の本も読んでみたくなりました。
Posted by ブクログ
全ての教科について会社経験もある小学校の先生がいいと思う考えがあり参考になりました。まだ難しいのではないかとやらせていないこともあったので実行していきたいと思いました。
Posted by ブクログ
現代の教育現場の実態を平易な文章で分かりやすく説明してくれている。
今やタブレット端末を用いた授業は当たり前。
チョーク&トークは減り、効率化が進む。
それぞれが苦手だなと感じた分野があったとしても、タブレット端末を開けば素早く簡単に復習ができる。
極端に計算が苦手な子には電卓を持たせたり、文字をうまく読めないという子にはフリガナをふった教科書を渡したりと、 一人一人にあった勉強ができるように環境作りが進んでいる。
求められる能力が変わってくる中で、強かに生きていく術を早いうちから学校で学ぶのは本当に大切なんだと痛感した。
Posted by ブクログ
隂山先生のおっしゃる内容とよく似ている。
面白かったところをいくつか。
・ブラタモリはいい番組。作り方が社会科授業そのもの。
・英語力は身だしなみとして学ぶ。
・理科は身の安全を学ぶ(生きる知恵、命を繋ぐ学習)
・お金の尊さを伝える。
・期待していることを本人に伝える!
Posted by ブクログ
章が細かくわかれており、読みやすい本でした。
保護者世代と現代の小学校のギャップや考え方などもわかりやすいです。著者は現役の先生でICTにも力を入れている方ですが、教員にはまだまだ昔の価値観でアナログの方も多く、現役の先生にも読んでほしいなと思いました。全国の学校で桃鉄導入してほしいですね。
Posted by ブクログ
坂本先生のvoicyをずっと聴いており、そこからこの本のことを知って購入。
読み始めから、「とても読みやすい!」ことに驚いた。それは教育者向けでなく、大衆向けに書かれているからというのもあるが、とにかくすらすら読めた。
教員の私からして、初めて知ったということはなかったが、話す力が重要になってきている、仕事をライフワークにといったように、「本当にその通りだな」と納得させられることばかりであった。
自身の実践にも活かせることがあったので、食育の豊かな心の話や読書好きにするための工夫など、自分が読みながら感じたことを形にしていきたい。
算数の「交換法則に従って、かけられる数×かける数が逆になっててもいいやん」的な意見は、私は少し疑問を覚えた。
式に意味をこめるなら、○つのリンゴが△セット→○×△のように、正しい順序で式に表すからこそ、本当に理解ある式として判断できる。
もしかしたら2年生の算数の指導要領にそこまで書かれていないかもしれないが…なんとなーくモヤモヤしてます。すべて教師の指導内容・スタイルに左右されるのではあるけれど。
Posted by ブクログ
自分が小学生だった時代から大きく変わったので、現状どういった感じなのかをざっくり知れればと思い手に取った。
見聞きしていた話の通りだったので意外性はなかったが、「給食は必ず全部食べるという時代が終了」したという話には驚いた。
考えてみればその通りで、体格や体調、大食いか小食であるかという個人差があるのに一律の量を毎回完食するというミッションは非合理である。
ただ、じゃあ食べたいだけでいいよ、というのも問題だとは思う。
大人になっても食事が適当でお菓子ばっかり食べてメンタル・フィジカルの調子が悪い人は身の回りでよく見る。
栄養バランスよく、どんなものでも、しっかり食べるというのは生きる基礎でもある。
本書内でも「何でも残していいというわけではなく、「一定の量を食べないといけないという思い」が、子供の豊かな食生活につながるという視点も大切かもしれません」とあるが、この考えを知り、かつ身につける術を実際の現場ではどのように指導しているのか、気になる部分だ。
未だに紙媒体でお知らせ書類を家に持ち帰らせている点など、逆に変わっていない部分の方には非常に驚かされた。学校にこそDX化は必須。子供の入学はまだ先ではあるが早期の実装を心待ちにしている。