【感想・ネタバレ】刀伊入寇 藤原隆家の闘いのレビュー

あらすじ

どこかに、強い敵はおらんものかな――。平安時代、栄華を極める一門に産まれた藤原隆家は、公卿に似合わぬ荒ぶる心を抱えていた。朝廷で演じられる激しい権力闘争のさなか、安倍晴明と出会った隆家は、国を脅かす強敵が現れることを予言される。やがて花山院と対立し、九州に下向した隆家が直面したのは、熾烈を極める異民族の襲来だった。荒くれ者公卿は、世の安寧を守り抜くことができるのか。血湧き肉躍る戦記ロマン!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

平安期中期が舞台の時代小説。前半は藤原道長と伊周・隆家兄弟の権力争いに花山院などを絡めた話。後半が刀伊の入寇を隆家中心に撃退するメインの話。刀伊の正体が異民族(女真族)で入寇以前に一部が日本の中で暗躍していたというのが話の肝か。まあ暗躍できるぐらいなら朝廷を混乱させておいてその時に攻めればもっと効果的だとは思うが。
あと、清少納言とか紫式部等を含めよく知られたいろいろなエピソードが挿入され、それに合わせて物語が進むが、若干物語としては不要にも思える。隆家と刀伊との関係メインで話を進めた方がまとまりがあったと思う。

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2023年11月03日

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