あらすじ
『床辻市に住むと、早死にする』
そんな噂が古くから囁かれているこの地方都市には、数多の禁忌と怪異が蠢いている――。
大量の血だけを残して全校生徒が消失した『血汐事件』。その日遅刻して偶然にも難を逃れた青己蒼汰は、血の海となった教室で、彼にとっての唯一の肉親である妹・花乃の生首を発見する。だが、花乃は首だけの状態でなお生きていた。
花乃の身体はどこに隠されたのか。
この凄惨な事件は何故起きたのか。
借り受けた呪刀を携えて床辻市内のオカルトを追っていた蒼汰の前に、謎の少女・一妃が現れた。彼女は街の怪異から人々を匿う『迷い家』の主人だという。
そして少女は告げる。私が君の運命を変えてあげる、と。
――踏み出したら戻れない、怪異狩りの闘争がここに始まる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かった!そもそも古宮本はとても好きだが、これは非常に好みだった。特にラストが良い。基本、よくあるタイプのアーバンレジェント的というか、口裂け女とか花子さんとか妙に流行る怪談やらオカルト噂が、実はほんものという世界設定で、妹の体を取り返すために、闘うスーパーお兄ちゃんの物語。ほかの登場人物もとても良い。いい感じに、昔からある民話と、今風な賢い電話を使った話などがミックスされている。
これはシリーズで長く続いて欲しい。