あらすじ
魔術の天才・ソアリス。
彼女は幼少期から宮廷魔術師として名を連ね、人々から聖女と呼ばれ尊敬されていた。
しかしある日、信じていた妹に陥れられ、ソアリスの部屋から違法とされる超魔水<<エリクサー>>が見つかったとして裁判にかけられてしまう。
無実の罪を着せられ、禁止魔道具・冥球<<メトロ>>の亜空間に封印されてしまったソアリスだが、数百年は閉じ込められるはずの空間からたった20年で脱出する。
閉じ込められていた間にスキルアップした魔力で魔物を倒し外に出るものの、そこは荒廃した20年後の王国だった。
犯罪者とされている自らの正体を隠しながら、もとの王国に立て直すことはできるのか。元・聖女による最強のやり直しが始まる!!
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冒頭からかっこいい聖女ソアリス!16歳とは思えないしっかり者。
妹と当時の王子?に陥れられ20年封印されていたところからスタート。ここからの巻き返しが楽しみな展開。
無双する聖女さまは少年漫画寄り
面白いです。魔術も使いながらだけど戦い方はまるで剣豪のような表現で、どちらかというと少年マンガのタイプなのではと思います。
聖女ものを期待して開いた最初は画が硬い印象でちょっと違うかなと思ったものでしたが(つまりは少年誌寄り 星は好み的に4.5で)、ストーリーが面白くて引き込まれていきました。あぁいいな、と好きになるツボがあちこち散りばめられていて、上手なのだと思います。
そのツボの一つ、聖女を信じる派の良心ある騎士がいやだ死んで欲しくないどうか間に合って、と手に汗握ってしまって、いい感じの1巻ラストが来ました。読後はつい、涙目に。見る人によってはベタかもしれませんが、こんなに感情揺さぶられたのは近場の作品では久しぶりかも。