あらすじ
これはボクが、〈本当の気持ち〉を伝えるまでの物語――。
衣緒花の悪魔を祓い、平穏な日常を取り戻したはずの有葉だったが、佐伊先生からエクソシストとして、引き続き衣緒花と活動を続けるよう依頼される。
そんな折、有葉は突然学校に来なくなった三雨から相談を持ちかけられる。おそるおそる取った帽子から飛び出したのは、長いウサギの耳だった!?
取り憑いた悪魔をどうにかすべく三雨と行動をともにするうち、有葉は彼女の胸に秘めた想いを知ることになる。一方、多忙で体調を崩してしまった衣緒花との間には、微妙な距離が生じてしまう。
絶対に叶わない願いを抱くとき、果たして悪魔は祓えるのか? それぞれに絡み合う〈アオハル〉の結末は――?
感情タグBEST3
一巻と二巻で前後編的な
一巻では少なかった主人公のはなしもチラホラ出てきて、みうがなかなかに狂気愛を見せてくれて素晴らしい。
主人公がひとつの答えを出すというところでも、一巻と二巻でひとつの物語というか、一巻の物足りなさを埋めていて良き。オススメ度で言うと星4って感じだけど、個人的にみうにもっとやったれ!!!と盛り上がったので星5。
三巻で最後らしい?ので購入予定。
Posted by ブクログ
三雨の願いは衣緒花のように自信を持った人になりたい。そんな自分を好きになりたい。最終的には悩みを乗り越えられてよかった。
傷の治りが早いとか、悪魔に憑かれないとか、有葉にも何か秘密がありそう。最後には夜見子が出てきたし、どういう展開になって行くか。
Posted by ブクログ
うさぎの悪魔に取り憑かれた美雨。エクソシストとして彼女の願いを探索する。
青春時代における悩みや葛藤、そして秘めたる願いの描き出し方が相変わらず凄い。
それぞれの話が、言葉にしにくいけどこんな事思ってたよなぁ、と感じさせてくれるもので、とても良かったです。
有葉の葛藤や、美雨の伊緒花に対する羨望やそれを起点とした対立、そして融和や理解と言ったプロセスが丁寧に描かれて居る所なども、中々に良かったです。
と思ったら、ロックネタも満載で、いきなりキース・リチャーズのテレキャスターネタをぶっこんで来た所は一体何事かと。
後、悪魔の元ネタは、ざっと調べた感じ「ゴエティア」でしょうか。中身と一致した悪魔を選んでいるようで、こだわりを感じました。
次巻は話の転換点を迎えそうで、引き続き楽しみです。