あらすじ
「嫁いだ花嫁が3年以内にかならず死ぬ」――。
忌まわしき伝承のある東北の旧家・海上家では、過去十数代にわたり花嫁が皆若くして死に絶えていた。
この家に嫁いだ女性から相談を受けた拝み屋・郷内は、
一家に伝わるおぞましい慣習と殺意に満ちた怪奇現象の数々を目の当たりにする……。
記録されることを幾度も拒んできた戦慄の体験談「母様の家」と「花嫁の家」。
多くの読者を恐怖の底へ突き落とした怪談実話がついによみがえる。
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Posted by ブクログ
読んでる途中でこんなにも「もう嫌だ」の気持ちになることって珍しい。実話系怪談というジャンルが大好きなのですが、怪談を蒐集する人間、つまり作者がやけに露悪的なのは苦手で、でも大概の実話系怪談本はそうなので諦めて飲み込んでいるんですが、この作品は全体的に人間のそういう部分を煮詰めて凝縮したものが詰まっていてなかなかに読むのが辛かったです。
怖いっちゃあ怖いんだけど、期待していたものとはちがうかな。怖いんですけどね。本当に。ほとほと疲れ果ててしばらくは顔も見たくありませんって気持ちになる。体力気力が十分に満ちている時に読みましょう。
Posted by ブクログ
恐ろしく怖いと聞いたので、気になって新年早々読んでみた。
実際の拝み屋さんが書いてるので、先祖供養や祓いについてや、相談者への説法の仕方などについてこと細かく描かれていてて面白かった。
安全祈願等地味な案件がほとんどらしいが、この作品の話は恐ろしすぎるなと思いました。
正直実話であると信じられないくらいの内容でした。
Posted by ブクログ
これは怖い!!花嫁が出てくるシーンは夜中に読んでて、かなりゾワっとした
これが実話なのがまだ良い
良いホラー読んだなという爽快感を味わえる後味の悪いラスト