あらすじ
最終章、暴かれる「毒母」の壮絶な過去!
祈里を家に縛り付けていたのは、横暴な父では無く優しい母だった…!
衝撃の事実に打ちのめされ、家に軟禁される祈里。
しかしそこに、日向が事故に遭ったという知らせを聞き、祈里は勇気を振り絞って家を脱出する。
祈里を止めようとした母は重傷を負い、そして日向に全てを語り始めるーーー
母の愛を歪めたのは一体何だったのか。
その愛はどこへ向かうのか。
祈里編、ついに完結!
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壮絶…
虐待はこうやって鎖のように続いていくんだ、と考えさせられました。
日向のような手を差し伸べてくれる人がいたら、きっと、鎖は切れたのに…。
これから先、もしかしたら祈里も子供に対して悪い感情がわいてしまうかもしれない、その時に日向はちゃんと支えてくれる、と信じています。
Posted by ブクログ
〜抜粋〜
新しい生命に触れた瞬間
そこにあったのは
生の喜び 命の輝き 希望
そんなものではなく強烈な死の影
私は今、ある種 生命としての役割を終えた
新しい生命が光ならば、照らされる母自身は、
世代交代による濃厚な死の闇を自然と感じとるのであろう。
それは、生命のめぐりであり自然なのだ。
個体のしがらみなどなく、生きていく。
この主人公の思いもまた、めぐるのかもしれない。
前半は、こういう系統の事に関心がある人には、容易に想像できたが、結末の思いのまとめ方は想定してなかった。
とても感慨深いマンガだ。