あらすじ
美人だけどおっとりな喫茶店マスター・香留の店に、ふらりとやってきた有名小説家・安堂聖志。彼はぼんやりさんな香留が気になって毎日店に通うが、香留が今は亡き元マスターへの恋に囚われているいることを知り…。 ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
人気作家×美人喫茶店マスター
って書くと、すごく洗練されたお話のように思えるけど・・・・・
実際はアヒルの様な話www
というのは、水面上の姿はすごく優雅だけど、その実水面下の足は一生懸命バタつかせているわけで。
そんな感じのお互いに一生懸命な二人の話。
亡きマスターへの恋心を胸に過ごすその喫茶店を受け継いだマスターの香留がある日常連客がストーカー化して夜に店に来て香留を強姦しそうに・・・そこで香留が蔵の置物をドアに向かって投げつけはめ込みのガラスが割れた外にいたのが、人気作家の聖志で助けられるところから始まるお話。
強引な聖志に引っ張られつつ、亡きマスターへの勝手な懺悔で前に進めない香留がどんどん変わっていく様が良かった~。
聖志は強引なのにすごく人に気づかい出来る人間だし、照れ屋だしなんかもうくそかっこかわいいww
脇役のおじいちゃんたちもいいアクセントだし、編集の三上もいい役だし、香留へのストーカーだったやつ意外みんないい人で読んでてホッコリさせられた!
Posted by ブクログ
美人で天然な喫茶店のマスター・香留は、常連の男に襲われそうになっていた。助けを呼ぶために、象の置き物を店の扉に投げつけた。
そこに入ってきた男はベストセラー作家・安堂聖志。
聖志は香留を組み敷いていた男をあっさり追い払うと、香留が喫茶店に来る前の常連だったようで、そのまま毎日来るようになる。
実は香留は前のマスターに片想いをしていて、マスターが亡くなった今もそのマスターを想っていて、なるべくバーをそのままの状態に止めておきたいと考えている。
けれど、聖志がきたことで、少しずつ止まっていた時間が動き出して……
という話でした。
割と黒崎あつしさんの小説ってバタバタイチャラブコメディっていう印象がすごくあったんですが、これは少し穏やかな話。
コメディっていう感じではないので、そういうのを期待すると期待はずれ。
少し大人な話です。