あらすじ
◆ー◆ー◆あらすじ◆ー◆ー◆
特別に記憶力の良い瞳をもつ董珠蘭(とう しゅらん)は、海神の贄として孤独に過ごしていた。そんな彼女の元にやってきたのが謎の青年・劉帆(りゅうほ)だった。
彼女は窮地にある兄を救う条件で、劉帆に連れられ、国の中心・霞正城(かしょうじょう)に。そして後宮の不穏を珠蘭の瞳で探るよう命じられる。
人との触れあいに戸惑いながらも珠蘭は誠実に向き合い、後宮の盗難の事件や呪いの謎に挑んでいく。その姿がしだいに劉帆や妃たちの心をも変化させ、信頼を勝ち得ていくがーー? 全ての謎の行き着く先は、触れてはならないこの国の根幹に関わる秘密だった。
※電子特典として、巻末に書き下ろしショートストーリー【今宵、条件付きの不死帝に】を収録しています。
◆ー◆ー◆登場人物紹介◆ー◆ー◆
◇董珠蘭(とう しゅらん)
特別な記憶力をもつが、孤独な贄だった。兄を解放する条件として、後宮の不穏をその瞳で探ることになり――?
◇楊劉帆(よう りゅうほ)
兄を解放する条件で、珠蘭に後宮に赴くことを提案した美青年。次第に珠蘭に心を動かされて……?
◇董海真(とう かいしん)
珠蘭の兄。孤独な珠蘭を唯一気にかけてくれた肉親。学問の才があり期待されていたが、三年前に失踪していた。
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Posted by ブクログ
珠欄の記憶力と推理力はすごい
劉帆の壮絶な過去と真っ正面から向き合う強さ
これからこの2人が作っていく
この世界は温かい世界になるのか
できればそうあって欲しい
Posted by ブクログ
不死帝の秘密で国を治めている霞国。兄を助けるために色覚異常で瞬間記憶を持つ珠蘭は後宮の女官となって謎を解く。そして謎だけでなく、頑なな人々の心も溶かしていく。愛あふれる優しい後宮になるかどうか、慕い合う人々が幸せになるといい。