あらすじ
べんり屋寺岡にきた、2件の依頼。
「娘の運動会に、家族として参加してください」
「前世が見えるという、『麗子さま』のことを調べて!」
寺岡家には幽霊騒ぎが巻き起こり…。
えっ? 幽霊の正体は、亡くなったおじいちゃん?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
おもしろかった!
シリーズ本で、この前に「べんり屋、寺岡の夏。」というのがあったらしい。「秋」から読みはじめてしまったけれど、じゅうぶん楽しめた。キャラが生き生きしていて、会話のテンポもよくて、一気読み。「夏」「冬」「春」を読むのが楽しみ。
Posted by ブクログ
それぞれの個性を認めあって、思いやり合う家族、ちょっとした事件も家族の絆を深め合う。どこかとぼけたしっかりものの主人公、美舟ちゃんもお気に入り。こんな家族っていいなあ。
Posted by ブクログ
小学5年の美舟の家は、売れない画家のお父さんを助けて、おばあちゃん、お母さん、従業員のカズくんと便利屋をやっている。全国版のテレビでも紹介された人気のケーキ屋さん母子が、訪ねてきた。依頼は、4歳の娘の運動会の応援に行くこと。知らない家族が応援しても嬉しくないだろうにと思いながらもその女の子になんとか喜んでもらおうと家族で奮闘するのだが……。
この他に、幽霊騒動にまつわる霊感商法がらみの話もある。
便利屋さん家族とその周りの人たちを、尾道を舞台に軽いタッチで描く。
「べんり屋、寺岡の夏」の続編。「冬」「春」もある。
軽い文体ながら、内容は悪くない。霊感商法についてはホット/コールドリーディング等にも触れられていて、今時の子どもはこんなことまで知るのか、と、苦笑させられもする。
読みやすいので、本嫌いの子にもおススメ。