【感想・ネタバレ】「欲しい!」はこうしてつくられる 脳科学者とマーケターが教える「買い物」の心理のレビュー

あらすじ

・なぜ広告の時計の針は10時10分を指しているのか?
・なぜファストフード店のロゴは赤と黄色なのか?
といった普段の買い物に潜む、企業による見えない誘導から、

・なぜ欲しいものが手に入ったのに、また新しいものを欲しがるのか?
・なぜ去年買ったばかりのiPhoneを、今年も新調してしまうのか?
・なぜ特定の何かを好きになり、それを欲してしまうのか?
人の行動心理まで、多岐にわたり紹介します。

脳科学のスペシャリストと世界的企業で活躍するマーケターがタッグを組み、普段の買い物やネットショッピング、SNSに潜む「欲しい」の心理を解き明かします。
「買い物をする側」である消費者のみならず、
消費者心理や行動心理を知りたい「売り込む側」であるマーケターにもおすすめの一冊。

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Posted by ブクログ

人が「ほしい!」と思うメカニズムについて心理学的アプローチで解き明かす本。心理学とマーケティングに興味のある私にぴったりの本でした。
翻訳版ということもあり少し読みづらいところもあります。しかし、人間の心理という抽象的な概念について多数の実験結果をもとに解説されており、興味深い本でした。

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2023年12月28日

Posted by ブクログ

理論に対して、それが得られた実験に関しても必ず記載があり説得力が高い(その分読み応えあり)
人間心理、脳の働きを関して体系的に学べるため、どんな職種、コミュニケーションにも活用できる(自分次第)

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2022年08月16日

Posted by ブクログ

分厚めの本で、経済と心理を紐解いている
難しい用語がたくさん出てくるが
トピックが2ページ程度で読みやすい
アメリカの本だから、
例がわからないことも多いけど、
消費行動がわかった気がする!

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

 認知神経科学とマーケティング論の立場から、消費者の脳と行動がいかに簡単につけこまれ、操られてしまうかを実例を交えてわかりやすく解説する本。消費者の自立・教育と保護を考えるうえでも参考になった。
 もっとも、原題の副題は、「目に見えないマーケティングを見える力を手に入れよう」であり、消費者の能動性を求めているので、日本語タイトルは、少しミスリーディングが気がする。

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2022年04月20日

Posted by ブクログ

自分の意思で「欲しい」と思って買っていたものが、実はマーケティング戦略に乗せられていただけだったと改めて感じました。
まるで自分の意思であるかのように思い込まされ、じわじわと「欲しい」方向へ誘導されていることに、少し恐怖を覚えます。
これからは日々、目にするものに対して「これにはどんな狙いがあるんだろう?」と考えてみると、日常がもっと楽しくなりそうです。

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2025年06月10日

Posted by ブクログ

ニューロマーケティングという観点で、私たちの生活がいかにマーケティングに囲まれているかよくわかった。自己意志で決めていると思っていることも実は外的要因がその決定に大きく影響しているのは少し怖いと思った。キットカット=ブレーク(休憩)、コーラ=ハッピネス等に結びつけようと企業が絶え間なくお金を使う理由や、シンガポール航空でのおしぼりにつかう良い匂いの演出、ドーパミンのことなど、知っていて損はないと思う。将来、どんどん発展していく分野なので、基礎を学べて良かった。

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2023年06月06日

Posted by ブクログ

コークチャレンジなど、内容のかなりの部分は知っている内容でした。
ただ、マーケティングの本として面白かった。

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2024年12月07日

Posted by ブクログ

「自分で」「自分が」選んでいるつもりでも、ほんとはそうじゃない。って、なんとなく分かっていたけど、自分の脳がこんなに頼りないなんて。がっかりを通り越して、それでもなんとか生きてるんだから、ま、いいか、ケセラセラ、という境地。
「おすすめ」で時間を溶かしたり、空疎な消費でお財布を軽くしたくないから、どんな罠に嵌まりやすいかを知っただけでも、まずは良しとしよう。
とはいえ、今の子どもたちは、テクノロジーのもたらす欲望の罠が無数にある、危なっかしい世界で暮らしているんだなあ。ほんとは大人が、罠の避け方を教えてあげたいところだけど、罠が新しいから大人にも知識が欠けていて、一緒に嵌っていたりする。新しいものは分からないとか逃げないで、ちゃんと勉強しないとね。
Netflixの「監視資本主義デジタル社会がもたらす光と影」も思い出しました。

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2023年11月05日

Posted by ブクログ

認知科学とマーケティングの融合について。

『Mind Hacks』と似たような分野だが、よりマーケティングに特化した内容になっている。

認知科学での知見によれば、脳は非自覚的に外界を認識し、認知や行動に対して自由意志とは異なる影響を受ける。企業からの広告メッセージはそれを十分に理解して活用している。また、現代ではデジタルデータによって的確に個人の特性を把握し、それに適応した広告が提供される。本書にある例では、Facebookのタイムラインのデータから個人の性格分析を行い、それにカスタマイズした選挙広告を行った(その年はトランプが大統領に当選した)ことなど。

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2022年08月17日

Posted by ブクログ

完全にビジネスの本である。ビジネスマンにわかりやすいように説得の理論がちりばめられているという感じである。卒論には役立てるのは難しそうではあるが、就活のために会社のビジネスマンがどう考えるか、についての資料をていきょうするものであろう。

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

ブランド=つながりの集合
側頭葉 意味と感情が五感とつながる  味覚は最も弱い感覚、脳が利く

アンカー:意識の背景=外因性  脳は対比の強いものに注意を向けやすい
符号化 :記憶を取り込みやすくなる
起爆剤 :注意を向ける/適度な負荷をあたえる/感情の喚起/音楽
ピーク・エンド効果: 記憶がピーク時とエンド時の刺激に左右される

脳にとっての過去 未来を最適なものにするためのもの  正確さより実利
脳はオートマチックを好む →便利を初期設定する  →衝動買い
Kファクター お金を払うことへの時間の影響 →期間限定セール
変則を脳は好む
 ツァイガルニク効果 終わってないことを不満に思う感覚
 New & Safe 新鮮味と安心感

共感とつながり
 コミュニケーション
  =話者が聞き手の頭にイメージやアイデアを植え付けることができる能力
 ものに対して抱く 個人的なストーリー
  =本質が宿る 1977年 ペリエの飲料水 区別のつかないものの本質を宣伝する

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2022年06月11日

Posted by ブクログ

大学一年生が読むには良いのかもしれないが、陳腐化しそうな内容が多い。唯一、「永続的な幸福の源となるのは自分の人生について自分に言い聞かせるストーリーだ。」315ページ
に強く惹かれるものがあった。本質的なことを追求しようとすることと、自分に言い聞かせるストーリーと、わかりにくいが本書で1番おもしろかった箇所である。

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2022年05月29日

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