あらすじ
聖なる力を持たない聖女セルマ。公言する必要はないので周囲には秘密だ。
だがそんな彼女を怪しむ男がいた――王弟殿下のテオフィルスだ。
彼は信者として教団に入り、何かとセルマを疑ってくる。
ところが、やむにやまれぬ事情でついに本物じゃないとバレちゃった!!
なのに彼は「君を理解するのは俺だけでありたい」とむしろ迫ってくるようになり!?
【電子特典は、葛城阿高先生書き下ろしSS「一方その頃王宮では……」を収録!】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
聖女なのに、聖女の能力を持っていない彼女は王弟に聖女の力を持っていない聖女であるとバレるところから始まるストーリー、王弟である彼と聖女である彼女のやり取りが本当に喧嘩ぷるで楽しかったです。彼女の芯がしっかりした考え方に共感も持ちました。結構ずばずばいう聖女様かっこよかったです。
セルマは聖なる力はないけどしっかり聖女してるのがすごく良いし、サバサバしたところも好感持てるし、テオは恋に落ちたらなんだか一途だし、いいカップルだなあと思った。
読み始める時、続きあるの気づかなかったから、最後あっさり終わっちゃって残念な気持ちになったけど、続いてるの知って嬉しい。
よかったです
主人公の賢さが、全面に出て。
人の思考はこうやって読むのかって参考になります。
悪魔のどんでん返しも、最後に出てきます。
冷静な主人公が、王弟に懐柔される様も面白かった。
ラブラブの二人を見てみたいです。