【感想・ネタバレ】私の好きな孤独のレビュー

あらすじ

詩人であり、絵本や随筆の傑作も多い長田弘氏。1999年6月に刊行され、2013年5月に新装版が刊行されたエッセー集『私の好きな孤独』、待望の文庫化!!

「孤独」はいまは、むしろのぞましくないもののようにとらえられやすい。けれども、本来はもっとずっと生き生きと積極的な意味だった。

「たった一軒のカフェに親しむだけで、知らなかった街が、ふいにどれほど、
じぶんに親しい街に変わってゆくことか。朝の清潔な孤独を味わえる街の
店に座っていると、そのことが浸みるようにわかってくる」
( 本書収録「朝のカフェ」より)

音楽、珈琲、旅、酒、読書──。
孤独を慈しみ味わうために必要な「小道具」たちをモチーフに、いまなお多くの人に愛されつづける「言葉の魔術師」が詩的魅惑を豊かにたたえながら紡ぎ出し指南する、「孤独」との明るく前向きな付き合い方。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

長田弘のエッセイ集。2ページほどで綴る人生の悲哀と滑稽さ、猫、愛、言葉、音楽、駅、コーヒー、ヨーロッパやアメリカの街角についての考察。

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

詩人である著者の日々、思い出、好きなカフェ、ジャズ…短い話がたくさん。どの話もことばが大事に愛をもって扱われていて、好きな文章だった。「奥行きの深い言葉」と解説でも言われているけれど、本来ことばでは切り取ることのできない物事の奥行きを、そうと分かっていてもできうる限りすくい取ろうとするような誠実さを感じる。しかもそこで使うスコップは子供でも分かるような平明なことばと文章なのだからすごい。
この本の中では「窓」が一番好き。
「街は窓でできている。窓のない街はない。街とよばれるのは、窓のある風景なのだ。」
私はたくさん並んだ窓を眺めるのが子供のころからすごく好きで、自分の知らない、知りえない人間たちとその生活が窓から生々しく漏れ出していることに心惹かれてしまう。だから、「窓には人生の表情がある」という一言に心から同意したくなった。ミミズクと少女は出て行ったけど、必ずまたどこかの窓へと宿るだろう。長い長い物語が闇の中へ続いていくような余韻が頭の中で尾を引いている。

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2022年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半はエッセイというより、詩や小説のようでどう捉えてよいかわからず少しペース遅めに読んだ。
後半は著者の話が増え読みやすかった。
自分から逃げないことが終始語られていたと思う。
ジャズが聴きたくなりました。

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2023年06月16日

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