あらすじ
【「バーチャルファースト」で起こるビジネスチャンスに乗り遅れるな!】
世界が注目する次世代Webの基本から、押さえておきたいトピックスまで満載。
2022年のいま、世界のマーケットで既存のサービスにとってかわる「ゲームチェンジ」が起きています。このムーブメントに乗り遅れないために知っておかなければならないのが「メタバース」と「Web3」です。驚異的な勢いでビジネス化が進むメタバース、話題のNFTや今後注目されるDAOにWeb3がどう絡んでいるのか? グローバル化、デジタル化という世界の変化に乗り遅れてきた日本企業、そして一個人がチャンスを掴める時代がいよいよやってきます。今後、世界で起きる大きな変化である「バーチャルファースト」への移行。本書ではいま知るべきことは何か、これから世界はどこに向かっていくのか、そして時代の波に乗るためのビジネスチャンスのヒントを、長年VRとブロックチェーンの領域でビジネスを手がけてきた著者が解説する、メタバースとWeb3の決定版。
〈本書の構成〉
INTRO:メタバースやWeb3がバズった本当の理由
CHAPTER1:これまでの流れを知ると、Webが行き着くゴールが見えてくる
CHAPTER2:メタバースとは何か?
CHAPTER3:次世代インターネットWeb3を徹底解説
CHAPTER4:メタバースとWeb3が辿り着く未来の姿
LASTCHAPTER:メタバース、Web3の事例から見るビジネスチャンス
〈本書の内容〉
・遠くない未来にリアルのGDPをバーチャルが超える
・メタバースの発展にある3ステップ
・Web3の流行はインターネットの世界が「第3段階」へ移行するムーブメント
・スマホ・ソーシャル・クラウドの次にくる主戦場
・NFTで生まれる複数の経済圏
・DAOの本質はインセンティブ革命
……ほか
〈著者プロフィール〉
國光宏尚(くにみつ・ひろなお)
株式会社Thirdverse、株式会社フィナンシェ代表取締役CEO/Founder。1974年生まれ。米国 Santa Monica College卒業。2004年5月株式会社アットムービーに入社。同年に取締役に就任し、映画・テレビドラマのプロデュースおよび新規事業の立ち上げを担当する。2007年6月、株式会社gumiを設立し、代表取締役社長に就任。2021年7月に同社を退任。2021年8月より株式会社Thirdverse代表取締役CEO、およびフィナンシェ代表取締役CEOに就任。2021年9月よりgumi cryptos capital Managing Partnerに就任。
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Posted by ブクログ
現在の世界観を理解するのに役立つと思い借りた一冊。
黎明期ではありつつ、メタバースのweb3についてわかりやすく記してくれている良著
メモ
・xr ミラーワールドなのをリブランディングしたものがメタバース、仮想通貨やブロックチェーンをリブランディングしたものがweb3.0
・さまざまな整理はあるが、ロブロックスやフォートナイトはオンラインゲームでメタバースに含めない整理
・メタバースロードマップ
世界中のゲーマーをとりのめるか
タブレットやpc市場を取り込めるか
ポストスマホ
・決定的に重要なのはセンスオブプレゼンス 実在感、そこにいる感
実在感に大事なのは解像度とレスポンス
・ネットの大きなビジネスモデル
広告、コマース
・メタバースの競争に勝つのはvr.arで面白いコンテンツをリリースして月当たり1億のアクティブユーザーをにぎり、プラットフォームできたところ
・コミュニティに明確なビジョン。共感して集まってコミュニティができ、独自トークンで経済圏
・2025-26あたりがAR元年か?
・コミュニティサービスは
リアルの友人とつながるもの
趣味などリアル以外でつながるもの
・バーチャルでしかできないことをリアルで感じるということ。それがバーチャルリアリティの本質
・ブロックチェーンの特徴
トラストレス自律的非中央集権
nft
dao
Posted by ブクログ
・これまではリアルが主でネットが従の社会から、これからはネットが主、リアルが従の社会に変わる。ここで理解しておきたいのがメタバースとWeb3。
・ネットがすべての生活の中心になるメタバースと、ネットでの価値の流通を変革するWeb3によって、「バーチャルファースト」へ向かっている。
・WEB3はブロックチェーン、暗号資産、仮想通貨、クリプトのリブランディング。メタバースはVR、AR、XR、MR、ミラー・ワールドのリブランディング。
・メタバースには三つのロードマップがある。
① 世界中のゲーマーを取り込めるか
② タブレットやPC市場(職場や学校)を取り込めるか
③ ポストスマホ(ARグラス分野)
まずはゲームで切り拓いていき、そこで経済圏を回しつつオフィス分野や教育分野に参入する。そして使用感の良いARグラスが普及して一般の人に浸透していく。
・20年以内にはリアルの世界のGDPをバーチャルな世界のGDPが超える。
・Web2.0はスマホ、ソーシャル、クラウドによって誕生し、そしてWeb3.0はXR(メタバース)、ブロックチェーン(Web3)、AIによって誕生する。
・著者によるWeb3の定義は、仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプト、これらをリブランディングしたもの。
・Web1.0は一方通行の時代、Web2.0は双方向の時代、Web3は分散の時代。
・GAFAMに代表されるプラットフォーマーにデータの所有権が握られてしまっている課題に対して、Web3は所有する権利が自分に戻り、自分のデータは自身のものとして持てるようにする動きが加速している。
・NFTがなぜクリエーターから支持を得ているか。二次流通しても、作品が売れるたびに、オリジナルの作者にマージンが自動的に行くプログラムを作ることが可能だから。
・デジタルはコピーできるので無価値になってしまったが、プロックチェーンを使ってNFTにすれば、供給量を制限できるので、限定商品が作れる。デジタル空間上の中でマネタイズを完結することで経済圏が作れるようになる。
・NFTに向いているのは、荒削りでも「最初」という唯一なもの。
・ゲームにNFTとトークンを絡めることで、ゲームをしながら、そこで入手したデジタル資産でお金を稼ぐ「Play to Earn」の時代が訪れつつある。
・2022年はDAO(自律分散型組織)の時代。これまでのリーダーの指示で動く指示型組織では、成果は個人間の足し算を超えない。自律分散型組織は各メンバーが協調し、自律的には動くことで、成果は個人間の掛け算で増える。
・このように強いビジョンをベースに賛同する人が集まり、独自のトークンを発行するDAO。
・DAOの本質は「インセンティブ革命」。プロジェクトに関わった全ての人が金銭的なメリットをもらえるようになる。