あらすじ
※本書は、角川書店単行本『呪護』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。
都内の私立高校で、傷害事件が発生した。白昼の実験準備室のなか、男子生徒が教師を刺したという。警視庁少年事件課の富野が取り調べを行ったところ、加害少年は教師に教われていた女子生徒を助けようとしたと供述した。ところが、女子生徒の口からは全く異なる事実が語られる。捜査を進めるなかで、富野はお祓い師の鬼龍光一と再会、事件の背後に人知を超えた力が隠されていることに気付くが……。スリリングな警察小説。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ファンタジー(?)要素が入ったミステリー。
タイトルと非現実的なあらすじに惹かれて購入。
ミステリーは難しそう…と今まで避けてきたが、意外にもすこぶる面白かった。
隙間時間があれば絶対スマホをいじるような私でもこの本を時間があれば読んでいた。
警察と怪異現象という、予想外の組み合わせなのに、とても理解できた。
Posted by ブクログ
そろそろ東京に大地震がくるかもって噂を
平将門と天海上人と徳川家康になぞらえるなんて おもしろすぎました。
関東地方の地図欲しくなりました。(私も線を引いてびっくりしてみたい!)
呪護
警察が舞台の話には違いないが、かなり特殊な話だった。宗教と神道の違いは?いまだによく理解できていないが犬神、狐憑き、蠱毒など、多少知っているので夢中で読みました。このシリーズをもっと読みたいです
Posted by ブクログ
今野敏さん、初読
すぐ読める作品の中からタイトルが好みで選択
警察×呪術師 なのかなと思っていましたけど
呪術師×お祓い師 で終着していく感
鬼龍シリーズという日本の伝奇小説系の1冊でした
男子高校生が校内で教師をナイフで刺す事件が起こります
その犯罪の根底には呪術をめぐる攻防があって
ストーリーは事件よりも 伝奇へと傾いていく
事件自体はそれほど展開しなくて
これは伝奇を読む作品なんですね、たぶん
江戸の街づくり、平将門の怨念、その霊力の結界としての………その辺は、読んで楽しんでください
作中でもありましたけど、風水を実践されている方は 富士山からの気の流れを気にされます
知人は、今の都庁の位置と方向が悪くて東京に気が流れ込みにくくなり、周辺地域に分散されると嘆いておりました
Posted by ブクログ
警察小説と伝奇小説のミックスだと知らないで読んだので違和感が...慣れるのに時間がかかった。
池垣亜紀と孝景の言葉にも違和感が...一般常識知らないのは変。
Posted by ブクログ
警察官とお祓い師の小説でシリーズ第五弾だそうですが初めて読みました。宗教にはまった人が正しいと思って行動している描写は現実味がありそうでした。会話の文章が「富野が言った。『‥』」のように、いちいち「○○が言った」と書かれているので読みづらいです。子供の頃、原稿用紙を埋めるために使った姑息な手段を思い出した。