あらすじ
「前向きに生きる」ことに疲れたら、後ろを向いてもいい。
「生きがいや夢を見つけなければ」
「友達を増やして人脈を広げなければ」
「今の仕事で結果を出さなければ」
といった、「○○しなければいけない」「○○すべきだ」という
思い込みや価値観に縛られていませんか。
そんな考えに違和感を覚えたり、心が疲れてしまうのなら、
別の生き方があります。
「生きる意味なんて見つけなくていい」
「人脈も友だちも要らない」
「置かれた場所で咲けなくていい」
本書には、いわゆる自己啓発書に載っているような、
前向きでポジティブな言葉や理想論は一切ありません。
長年にわたり、人の悩みやつらさと向き合ってきた禅僧である著者が、
うまくいかない現実・自分を受け入れ、どう生きていくかという、
まったく別の視点からのリアルなメッセージを伝えてくれます。
人生、人間関係、恋愛、仕事…どうしようもないモヤモヤした感情を
抱えているのなら、そっとページを開いてみてください。
きれいごとのない率直な38の言葉は、あなたの不安や迷いを断ち切る
きっかけになるはずです。
※本書は、2017年7月に弊社より刊行された『禅僧が教える心がラクになる生き方』を改題し、一部加筆・修正したものです。
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Posted by ブクログ
帯にある通り「どうしようもない感情」が少しスッキリする
3章に出てくる「淡い関係」の人こそ私が大切に思っている人なのかもしれない
思えば私は自分という人間を見せるのが苦手で、人のことを心から信用することなどできたことがない
けれど「淡い関係」にあたる人たちには弱音を吐いたり、心の奥底の不安をポロッと話してしまう
人に心配や迷惑をかけるのが1番恐れていることなのにだ
話した後に後悔することが多いが、それでも淡い関係の人たちは私を見る目を変えることなく心の隅にいてくれるのだ
そんな淡い関係の人たちが大切であるということに気づくことができた
淡い関係の人たちに恵まれている自分はとても幸せだ
また作中に「家族にも日々のいたわりや心遣いを示す」とあるが、私の実家はこれが不足している
あいさつもなければ、感謝を示すこともない
ただ1人私だけが自発的にあいさつをする
私はそんな空間を無意識に息苦しく感じていたのだろう
その事に気づけただけでも自分を知ることに1歩近づけたような感覚がする