あらすじ
ブラウン夫妻がパディントン駅で見つけた子ぐまが、夫妻にひきとられ縦横無尽に活躍します。
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言わずと知れた名作。「暗黒の地」ペルーから密航者としてやってきたクマ。パディントン駅と同じ名前を得たクマは、如何にもこうにもトラブルメーカーで、面倒を見てくれるブラウンさん一家もハラハラしっぱなし。でも、憎めない。それどころかブラウンさんたちは愛情いっぱいに彼と接しているのだ。
菓子パン、はじめてのお風呂、百貨店で服を買う、芝居を見る。おそらく子どもであれば大抵の子がワクワクするであろう出来事が、次から次へと語られる。自分と重ねるように読んでいくと童心に還り、心からああ、楽しかったとすら思う。
パディントンと一緒の家族になった気になって、楽しく過ごした時間だった。強烈に残る『追体験』は、確かに子どもたちの心に深く刻まれ、人生の何処かでふと色味を帯びてくるものだ。この本にはその力がある。
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松岡享子さんの翻訳がとても上品でいい。ブラウンさん家族の言葉づかいもパディントンの話し方も古き良き日本語という感じ。今の時代の子どもたちに手渡したい本。ロンドンの上流階級の暮らしやイギリス式のお茶の時間など、海外の生活や文化に触れることもできる。パディントンを家族として迎えるブラウン一家のおおらかさと明るさと愛情があふれている。何しろ、くまのぬいぐるみではなく、本当のクマを家族にしているんだから。クマが人間の言葉を話すのに、誰もびっくりしない物語の世界が好きだ。シリーズ全部読んでみたい。パディントンが話す「暗黒の地ペルー」から救命ボートに乗ってロンドンにやってくるという身の上話は何とも憂いを帯びていてる。「老グマホーム」にいるルーシーおばさんのことも気になるところ。それにしてもパディントンは素直で愛らしい。最後の章、パディントンの誕生日が1年に2回だというエピソードが女王様と同じだとは知らなかった。次から次へと巻き起こす騒動の一つ一つがハッピーエンドで解決する点はきっと子どもたちは満足するだろう。
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小学生の頃に夢中になって読んだ本を再読した。
パディントンの行く場所や考えることには何かが起こるワクワク感、それをとりまくブラウン一家やグルーバーさんや周りの人たちのやさしさ、温かさが身にしみる。
グルーバーさんがパディントンを呼ぶときの呼び方が好き。
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「一度読み始めたらやめられない、おかしなおかしなクマのパディントンのお話の第1冊目。ブラウン夫妻がパディントン駅で見つけた子ぐまが、夫妻にひきとられ縦横無尽に活躍します。」
「英国で知らない人はいないマーマレード好きのクマ”パディントン”。彼が姿を現すと、いつでも捧腹絶倒の騒動が巻き起こります。「スリル満点のパディントンの行動から目が離せない!」と大好評のシリーズの1作目です。」
大真面目な主人公・パディントンと、その周りの人たちが生き生きと描かれている楽しくて読みやすいシリーズ。
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2022年6月、
英国はプラチナ・ジュビリーのお祝い真っ盛り!
記念コンサートがバッキンガム宮殿で開催され、
オープニングセレモニーの素敵な素敵なエリザベス女王とパディントンのクリームティーの映像が、全世界で話題になっていました。
そんなタイムリーな時に読みました。
まずは、衝撃でした。
パディントン、クマだった。
つまり、ぬいぐるみじゃなかった!!
ちょうどオルセンの「クマのピエール」を読んだあとでしたし、
クマと言えば、プーもテディ・ロビンソンもコールテンくんも、やっぱりぬいぐるみじゃないですか!
そしたらまさかの"暗黒の地ペルー"からやってきたクマだったので、驚きました
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昨年末、私と子供の間でパディントンブームが起こりました。
きっかけは映画のパディントンで、続けて絵本を読み、アニメも全部観ました。
物語はまだ早いかと思いましたが、そんなことはなく子供も楽しく読んでいました。
全ての作品に通じているのは、パディントンの素直さ愛らしさ、ブラウン一家の優しさです。
グルーバーさんは私の癒しキャラで、子供はカリーさんが気になる存在のようです。
何年も前、旅行中にパディントン駅に行ったことがあります。その時はパディントンは名前しか知らない存在でした。今になって「あの駅にパディントンがいたのかも…」と想像すると、とても不思議な気持ちになります。
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小学生の頃、大好きで何度も読んだ本。
大人になってから再読。
パディントンのはちゃめちゃぶりと、周囲の人たちの温かさが素敵で、やっぱりこのパディントンの物語が大好きだと再確認した。
暗黒の地ペルーから来た彼の物語、記念すべき第一作。
長く愛されるのは、やはり面白いからなのだと今作を読んで感じた。
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「くまのパディントン」シリーズの第1作目。
ロンドン、パディントン駅のホーム。ブラウンさんと奥さんは、スーツケースの上に座り込んでいた小さいクマを見つける。
ブラウンさんはペルーからの密航者だというそのクマにパディントンと名前をつけ、家に連れて帰る。
ブラウンさん夫妻、娘のジュディ、息子のジョナサン、お手伝いのバードさんに迎えられ、ブラウン家での暮らしが始まる。
礼儀正しいけれど、パディントンが興味を持ったことを始めると必ず何かのトラブルが起こってしまう……。だけど、なぜか憎めない性格で。
子供たちはパディントンのなかに自分を見いだすのだろうなと思います。大真面目なのだけど、あまり考えなしに行動し、やらかしてしまうパディントンに、笑ったり、共感したり。
子どもたちがパディントンに自分自身を投影して読めるからこそ、今までに名作として残ってきたのではないかと思います。
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暗黒の地ペルーから単身ロンドンへ密入国してきたくまのパディントン。旅好きにはなんともたまらないロマン漂う大好きなキャラクターです。
大人になってから読むと、イギリスポンドの価値を知っているものだから、彼の引き起こした損害とそれを補填するブラウンさんの心情のほうが気になってしまう…悲しい…
それでもいつも安心の大団円。
なぜならクマはコマらないようにできているから!
いつかダッフルコートを着てパディントン駅に行くことが、わたしの小さな夢です。
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再読。
どんなことをしても最後は丸くおさまる、こどもたちの理想のいたずらですよね。
小学生のころに出会いたかったな~
ブラウンのだんなっていう訳がいいなって思った
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パディントンは私のあこがれです。
かわいいだけじゃなくて、ちょっとブラックなところもあり、
その上知性も感じさせる。そしてダッフルコートがとても似合う!!
ペルーでルーシーおばさんのぬいぐるみが売っていて、迷わず買いました。
暗黒の地、ペルー・・・
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5歳児に読み聞かせ。
ウチの場合、三世代に渡って読み継がれています。
そろそろ絵本からテキスト主体の児童書へと移ってきた息子に、
「エルマーとりゅう」三部作の次に選びました。
お風呂のシーンで爆笑、エスカレーターでどきどき、
デパートで爆笑。そうそう、ツボを理解してるやん。
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本が好きになったきっかけの一冊。
小学生の私にとっては長かったけど、パディントンがかわいくて、おもしろすぎて、あっという間に読んだ記憶があります。
パディントン大好きです。
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読んだのがいつだったか定かでは無いですが、この本が大好きで英語を習ってすぐにパディントンにお手紙を書きました。1ヶ月もしないうちにマイケルボンド氏から返事が来たので、とても感動しました~。
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子供の頃に母親から与えられる児童書の大半が、海外の物だったと最近気がつきました。
完全なる親の趣味ですね。
大好きな本だったと記憶していますが、久しぶりに読み返したらレビューを書きます。
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くまのパディントン1作目。
映画にもなって、気になっていました。
読書についての講演会でパディントンがいいと聞き
読んでみました。
子どものころにこの本に出会った方は
大人になって、本当にイギリスへ旅に出たそうです。
毎回パディントンがとんでもないことやおかしなことをしでかす。けれど、とっても愛されているしラッキーな?パディントンなのです。
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キャラクターは知っていましたが、本を読むのは初めてでした。
キャラクターの印象でかわいい無邪気な子供っぽいくまちゃんかと思っていたら、案外頑固で強くて個性的なくまくんだった。
===
ブラウン夫妻は、一家パディントン駅でスーツケースに座る熊に出逢う。
ブラウン一家は”暗黒の地ペルー”から移民として密航してきたその熊にパディントンと名前を付けて一緒に暮らすことになる。
騒動ばかり起こすパディントン。
バスルームで溺れかけて水浸し、
エスカレーターに乗れば混乱を引き起こし、
デパートに行けばショールームは崩し気に入らない店員は睨み付け、
マーマーレードには目がなくどうにか瓶ごと手に入れようと張り切り、
オペラの悪役を本物と思い楽屋に乗り込み、
海に行けば遭難する…。
それでもパディントンはブラウン一家になくてはならない存在になっていく。
===
くまのプーさんはまだ無邪気な面もありますが、パディントンは野性味を感じるかな。
独自の正義感とこだわりを持っていて、それに反する相手には睨みをきかせてその相手はふるえあがるんですが、確かに熊ににらまれたら怖いですよね(笑)
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「このクマの世話をしてやってください。お願いします」
パディントン第1巻。駅での出会いから。そこからもうパディントンの周りには騒ぎが始まります。
それでも紳士で愛すべきパディントンと一緒だと、みんな笑顔になってしまいます!
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小学生の頃大好きだったイギリスでは有名な彼です。
もともとアニメで好きだったのですが中学生になってから本を読みました。
挿し絵やこの表紙、パディントンのダッフルコートが大好きです
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ママレードが大好きなくま、というフレーズだけで
「かわいい!」と飛びついてしまいたくなるお話。
でもこのパディントン、
意外とかわいらしいだけのくまさんではなくて、
けっこうお金にシビアだったり、
イラッとした表情を見せたり、
すぐなにかやらかしてしまったり、
勉強家な一面があったりと、
くまなのに人間味がすごく感じられて
愛すべき人物(?)です。
パティントンが愛情深い家族に守られ
生活しているようすが目に浮かび、
「しあわせってこういうことなんだなー」と
気持ちをあたたかにしてくれました。
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パディントンがおうちに引き取られて、初めての朝、
ベッドの上に朝食のトレーをおいてもらってグレープフルーツと格闘する様が大好きでした。
砂糖がべたべたにかかった菓子パンが好きなのは、この本の影響。
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テーブルに乗って鷲掴みでケーキを食べたり、お風呂の水を溢れさせたり、電車やデパートで大騒ぎを巻き起こしたり。
パディントンが巻き起こすことのほとんどは、本来だったら大人から怒られ、叱られることばかり。
だけど心配こそされるものの、みなパディントンを庇うし、守ろうとする。
そういうところから、この本は子どものすべてを肯定している子どものための本なんだな、って思った。
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映画Paddingtonの試写を観る前に読みました。チェブラーシカを思い出します。バディントンはペルーから英国へ、チェブラーシカもオレンジが収穫できる暖かい国からロシアへやってきました。そしてなぜかふたりともオレンジ(パディントンはマーマレード)が好きで、最初に探しているのは、おうちやお友だち。パディントンは人間のブラウン夫妻と、チェブラーシカはワニのゲーナと暮らし始める。ふたりの名付けられ方も単純!パディントンはブラウン夫妻と出会った場所を示す駅名であり、チェブラーシカはなんだか分からない生き物という名前。ふたつを比較して読むととても面白いです。
Posted by ブクログ
児童文学だけど、訳が昔風なので未就学児にはちょっと難しいかもしれない。「暗黒の地ペルー」とか…。パディントンて、とても正義漢(正義熊?)なんだね。