あらすじ
花塚姫子12歳、土屋文治30歳。ふたりの関係は「許婚」だった――。西洋のモダンな文化が広がり始めた大正時代。華やかで活気に溢れたその空気の中で、「文治さま」「許婚殿」と呼び合うふたりは、18の歳の差を超え、ゆっくりと愛を育んでいく。『ルドルフ・ターキー』でアメリカ黄金期を活写した長蔵ヒロコの最新作は、濃厚で芳醇な愛の物語。読切掲載時に熱狂的な支持を得て連載化が決まった本作がついに刊行!! 分冊版第1弾。
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匿名
久しぶりに課金して読みたいと思った作品です。絵は好みではないのですが、ストーリーが抜群に良いです!親子ほども年の離れたいい名づけの文治と姫子。文治をしたう姫子のかわいらしさと、彼女を見守る男らしくて真摯な文治がとても素敵だし良い関係です。姫子がもう少し大人になったら、 文治との関係がどうなるのが、いまからすごーく楽しみです。
じわじわくる
分冊1・2位までだとこの作品はただの
ロリコン漫画のような感じがしました。しかし読み進めると
面白くなってきます。時代背景もとても丁寧に描かれてるし
あの目のクマが面白い。
大正ロマンス
政略結婚により許婚となった幼い女の子と軍人の男性の二人の日常をくすぐったさを感じる描写で描くラブストーリーの第一話。
舞台は西洋モダンが定着した大正時代の名古屋。
主人公の花塚姫子は12歳の女の子。
秋風が香り立つ9月のある
その日、彼女はめいいっぱいのおしゃれをして浮かれていた。
それはなぜなのかというと18歳年上の許婚である土屋文治が家にやってくるからだった。
やってきた文治をお出迎えする姫子はその後病気で臥せっている母親の元に彼を連れていく。
大好きな人が来てくれてうれしい姫子を見て働く女中たちもうれしそうだが中には幼い婚約者を持つ文治をうさんくさそうに見るものもいる。
しかし姫子の幸せそうな表情を見てほだされるのだった。
大正ロマンが好きな自分にとってドストライクな作品だった。
文治のちょっとしたしぐさや表情の変化にドキドキしたし、姫子もとてもかわいかった。
二人のこれからが楽しみ。