あらすじ
狩猟大会に参加したパトリツィアは、運命の悪戯か、広い森の中でルシオと鉢合わせてしまう。
そこへ突然刺客が現れ、パトリツィアを狙った矢がルシオに……。
そう――またしてもパトリツィアを陥れるため、愛人・ローズモンドが仕組んだ陰謀であった。
「どうして私をかばったの?」
ルシオの行動に疑問を抱きながらも、意識不明の彼を抱いて彼女は走る。
やらなきゃやられる。慈悲を捨て、徹底的にやるしかないのだ――。
★☆comico2021年上半期女性読者数部門第1位☆★
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
狩猟大会中に暗殺者に襲われるパトリツィア。だが、毒矢で撃たれたのはルシオ。必死で看護するパトリツィア。その中で自分はまだまだ非情になり切れていない、人としての一線を超えないと、ローズモンドに勝てないと悟りを開く。重体のルシオに変わって皇后として摂政の立場についたが、ローズモンドだけではなく、貴族達とも戦う事になったようだ。そして、護衛しなければならない皇后が消え、命の危機を超えて戻ってきたことで、護衛騎士という責任を重く痛感したラファエラ。ここにも意志を強くなり生まれ変わった女性が出てきた。生まれ変わった二人が、これからどう進んでいくのだろうか。