【感想・ネタバレ】忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件のレビュー

あらすじ

ホラー作家、那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は、彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。
そこに書かれていたのは、心霊現象に懐疑的な小学6年生、篠宮悟が、流行りの噂話で語られる『崩れ顔の女』を呼び出してしまうという物語だった。
その顔を見てしまった者は視力を奪われ、精神的に追い詰められた末に自殺してしまうという怪異。その真相を調べにやってきた那々木悠志郎の助けを借りて、悟は調査を進めていく。
一方で、原稿を読み進める古都美のもとにも『崩れ顔の女』が現れる。怪異の目的は何なのか、原稿に登場する怪異が自分のもとにやってくるのは何故なのか。
答えは那々木悠志郎の原稿の中にーー。
彼の物語はここから始まった。
異端のホラー作家、那々木悠志郎の原点が描かれる。シリーズ第三弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

那々木悠志郎の新しい担当編集である久瀬古都美。
那々木悠志郎の未発表の原稿を読み始めたことをきっかけに怪異に遭う。
読み進めなければ怪異への対処が分からない、だけど読めば読むほど、知れば知るほど怪異が近付いてくる。
対処がなかなか難しい怪異だった。

久瀬の過去も含め出てくる子供たちの家庭環境が酷くて、怪異よりもそっちの方が怖い。
なかなかしんどい話でした

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまりエピソードゼロ的なものに興味がない方だけど、現在とリンクしながらひとひねりあって、むしろシリーズで一番面白かった。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 那々木悠志郎シリーズ第三弾。今回は現実の怪異と作中作の怪異がどのように繋がってくるか、というストーリーが面白かったし、怪異の描写も変わらず不気味で良かった。ただ、作中の那々木悠志郎≠現在の那々木悠志郎(篠宮悟)の仕掛けにはなんとなく気づいた。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このシリーズ、巻を重ねるごとにますますおもしろさが増していく。ホラー部分も充実しているし、終盤のあっと驚くどんでん返しや伏線回収が毎回鮮やか。エピローグと「後日」の章で何度唸ったことか。
文字通り怪異の謎に挑むホラー作家・那々木の最初の事件であり、その道を歩き出した夜明けの物語。『ナキメサマ』では只々変わり者でめんどくさい人の印象だったが、だんだんこちらも慣れてきてその部分を楽しんでいる自分がいる。
月子の謎めいた予言の詳細が語られる時や、彼女や安良沢との時を経た再会を楽しみに待ちたい。

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2021年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前の2冊よりも面白かったです。

よくわからない作家だった彼の原点はここにあったのねぇと。

そして、しっかりといろいろし食べている作家さんは信頼ができるんですよね。(これは私の個人的な見解なのですけど)

続きも楽しみにしております♪

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2021年12月23日

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