あらすじ
人気漫画『黄昏流星群』で中高年の恋愛・性を正面から取り上げ、自らも団塊世代である著者が、先が見えてきた50代からの楽しく賢い生き方と自分らしい死に向かう準備を提案。「お金に余裕があるなら起業、なければオタクに戻れ」「肩書きとプライドを捨てる」「在宅死のススメ」「99%は他人に譲る」など。
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Posted by ブクログ
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サラリーマンなら、そろそろ先が見えてくる50代。脱サラして転身・起業するにせよ、定年まで勤め上げるにせよ、この時期に第2の人生を考えて行動するかしないかで、その先は決まる。「残りあとXX年」をどう生きるかは、「どう死んでいくか」に直結する。中高年が直面する現実と葛藤を漫画を通して描いてきた著者が、”逆転の発想”満載で贈る人生の指南書。
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50歳というのは、人生の夏の終わり。金銭的には「生活保護」に頼らない準備をすべき。そして人と比べない、子供の教育から逃げない、親の介護、色々なものを失っていくという覚悟をする。
として、今の会社に勤め続ける、起業する、個性で生きる、出世するなどのパターンに分けて、その行動と計画などを軽く書かれていました。
特に刺さったのは「叶わない夢は持たない」ということ。やっていこうと思ったのは「ボランティア参加」と「厨房に入る」ってことかな。
最後の遺言が笑えました。
50代の私には、とっても参考になる考え方でした。同世代にはおすすめします。
Posted by ブクログ
トップを目指す人に欠かせないものは、出世欲や上昇志向よりも良好な人間関係を築ける、誰にでも好かれるような天性ということになるかもしれません 『夢は9割かなわない』の中でも、「世の中は不公平だという現実を直視しろ」と語りました 生まれつき不公平でも、優秀な人材というのは、むしろ恵まれない環境を力に変えて出てくるものです
Posted by ブクログ
今まで読んだ本はすべて「いかに生きるか」というものばかりですが、ほとんど初めて?「死に方」についての本を読んでみました。…よく思い返せば過去読んだ本の中では五木寛之氏の「林住期」もこれに類する本ですね。「意識すべきは隣ではなく自分」などアドラー心理学を彷彿とさせるところも。
人生を84年とし、さらに1年間に凝縮して考えると、50歳は8月半ばに相当する。8月半ばに「今年も終りだな」と思う人は少ないはず。まだその時期にいるわけだ。しかし、65歳で定年になってから地域に溶け込もうとしても遅い。50歳からつながりを持っておかないといざ定年というときに立ち往生する。
子供の教育の総仕上げに差し掛かる時期でもある。男としてここは逃げてはいけない。
自分の経験と照らして、非常にうなずける部分が非常に多く、素直に読めました。
Posted by ブクログ
共感。50歳は老いへの抵抗期。人と比べない覚悟。無理しなければできないことは他人の力を借りる覚悟。上司に自分の考えをぶつけて、どういう答えがくるかを聞いてみたいという気概をもつ。