あらすじ
108回、悪役令嬢人生を繰り返したスカーレット・ルビー・ノエル・ハイドランジア。のちにハイドランジア王国の王位までのぼりつめ、冷酷な女王として国民を恐怖のどん底に叩き込む、燃えるような赤髪と瞳の公爵令嬢。108回いずれの人生もその最期は、彼女を恨む5人の勇士達の誰かに惨殺される結末だった。スカーレットは同じ人生を何度も何度もループしていたのだが、109回目となる今回で偶然すべての記憶を取り戻し、この悲劇のループからの脱却をはかる。人生108回ぶんのチート知識は、すべてぐーたらのために! もう無惨に殺されるのはたくさんだ! しかしスカーレットの意気込みとはうらはらに、5人の勇士とスカーレットのくされ縁は続くのだった。分冊版第1弾。
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今回の人生は無敵?
108回目は事故死だから、正確には107回殺されたんだよね。
今まで主人公を殺してきた「五人の勇士」のバックにいる「救国の乙女」ってどんな存在なんだろう?
今までの108回分の人生の知識と記憶があるから、本当に今回は無敵だね。
でもそう上手くいくのか?
スカーレット
ハイドランジア国の悪逆女王といわれたスカーレットは何度も殺されていますが、108回目にして初めて事故で死んだことがきっかけとなって、これまでの記憶を思い出しました。そして今109回目の人生が赤ん坊として始まったところです。彼女はこれまでの人生で彼女の死に関わってきた人物とは接触しないことにしました。しかし彼女の寝ている部屋に母親がやってきていきなり「殺してやる」と呟きました。スカーレットにとっては早くもピンチです。
108回も繰り返しているけど、これまでは記憶なしだったんですね。救国の乙女さんの悪い顔からストーリー始まっているので、何が隠されているのか楽しみです。