【感想・ネタバレ】弓を引く人のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

弓道を通じ、佇まいや心のあり方を粛々と説いてくれる。そんな本だと思った。ひとつひとつが深く、何度も繰り返し読んでいきたい本だと思った。宮本武蔵『五輪書』にも通じる、心や技をひたすら鍛錬し続ける、精神力を磨くための本だと思った。
なんでこんな本が書けるのか、とも思った。
ところが、エピローグにたどり着いた時、弓道を通して見ていたものはただ一部にすぎないことを知った。
弓の道が人生そのものではなかった。人には必ず生死があり、精神を磨くことは、常に死と隣り合わせの人生を真っ直ぐに進むための手段でしかなかった。
心が震えた。大切に生きたい、そう思う。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もう少し、物語的なものを想像していましたが、まるで哲学の本のような言葉の難しさを感じました。
心の在り様や精神的なものを言葉にするのは、とても難しいので、訳するのは大変だったのではないかと思います。

弓道教本にある、「礼記・射義」や「射法訓」「真善美」など、一度でも弓道を学んだ人なら、そこに結び付くような言葉がチラホラあるので、難しいながらも思いを馳せることが出来るのではないでしょうか。

繰り返すことによって、一番良い形、良い力になれるという、繰り返すことの大切さが、とても分かりやすかったです。

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2022年05月03日

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