【感想・ネタバレ】藤井恵の毎日大豆のレビュー

あらすじ

【電子版のご注意事項】
※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。
※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。
※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。
また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。


40代後半から不調に悩まされていた人気料理研究家の藤井恵先生を救った大豆。ラクにおいしく食べられるレシピを紹介します

人気料理研究家・藤井恵先生が
毎日、食べている大豆を、
ラクにおいしく食べられるレシピを紹介するのが本書です。

藤井先生は40代後半から体のあちこちにトラブルが起こり、
ここ数年はアレルギー症状に悩まされていたそう。
体調を改善するべく取り組んでいるのが腸の調子を整えること。
そのひとつとして大豆を食べているのだとか。

大豆は、食物繊維もたんぱく質も豊富で、
女性ホルモンのような働きが期待できるイソフラボンも含んでいます。
「大豆を食事に取り入れてから、体調がとてもよくなった」という
藤井先生が実践している「大豆氷」と「蒸しゆで大豆」の作り方と、
それらを使った料理を教えてもらいました。


藤井 恵(フジイメグミ):料理研究家・管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒業。毎日のおかずから酒のつまみ、おやつ、お弁当まで、生活の中から生まれる、作りやすく、センスあふれるレシピに定評がある。健康や栄養の知識を生かした体にやさしい料理の提案も好評。テレビ、雑誌、書籍など幅広いメディアで活躍中。『藤井恵 繰り返し作りたい定番料理』『藤井恵 おいしいレシピができたから』(ともに主婦の友社)、『藤井弁当』(学研プラス)、『藤井恵さんのむずかしくないお魚レシピ』(講談社)など著書多数。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 ダイズはおもしろい。豆の中でも炭水化物系のアズキ、エンドウ、インゲンなどの雑豆と言われるものは、炭水化物が40%〜45%近くあり、たんぱく質は20%程度だ。ダイズは炭水化物が7%で、たんぱく質が33%、油脂が18%近くある。植物は光合成で炭水化物をつくる。ダイズはどうやって、それだけのタンパク質と油脂を作るのだろうか。どう考えても、根粒菌の役割が大きい。根粒菌は、空地中の窒素が土壌に混ざっている窒素を利用し、根粒菌がアンモニア態窒素に変えて植物に送り込んでいる。この機能を十分に使えば、窒素肥料がいらない。窒素肥料をやるから、根粒菌が働かない。また、菌根菌がダイズに着生すれば、リン酸も供給されることになる。地下資源では、リン酸は限られていて、モロッコやサハラ、中国雲南にしかない。それも自分で供給すれば、肥料は極めて少なく、そして効率的にタンパク質を蓄える。肉のタンパク質が18%と比較してダイズは33%だから、優秀だ。
 大豆の祖先はツルマメで、人類は紀元前6000年前に中国の黄河流域で栽培していた。そこからダイズが選ばれて、4000年前に登場し、「大豆」と呼ばれるようになった。約2000年前の弥生時代に伝来した。中国との往来が旺盛になった7世紀以後に、仏教とともに、豆腐、味噌、醤油、納豆の技術が伝来した。鎌倉時代には、仏教によって殺生が許されず肉食が禁止されていて、大豆を中心とした日本の伝統食が発展した。
 日本では、コメ、ムギ、アワ、ヒエ、マメ(ダイズ)を五穀とよび、これらの作物を大切にしてきた。奈良・平安時代、陰暦2月4日に神祇官・国庁で五穀豊穣を祈り行った祭として祈年祭が行われた。五穀とは、『古事記』では、米、麦、アワ、ダイズ、小豆、『日本書紀』では米、麦、アワ、ヒエ、豆だった。旧暦の立春が新年であったため、その前の日に邪気(「鬼が住む煩悩や欲望を追い払う」)を払う目的ではじまったのが節分で豆まきをした。米と同じエネルギー源で霊力を持つとされる豆をまくことで、病や災いを祓い、更にその豆を食べることで力をいただけると考えられた。大粒種は、煮豆に。中粒種が豆腐、味噌、醤油に。小粒種が納豆に使われた。
 本書では、いかに美味しく大豆を食べるかを指南している。大豆には、ポリフェノールのイソフラボン、中性脂肪を減らす大豆レシチン、脂肪を燃焼させる大豆サポニン、腸内細菌を整える大豆オリゴ糖などの機能性があると指摘する。
 大豆氷:豆を水にしたしてミキサーにかけペースト状にして氷らせる。これを料理の時に使う。なるほど、いいアイデアだ。畑の肉と言われている大豆を、味噌汁やポタージュ風、ミートソースに加える、ハンバーグに加える。大豆ミートもできる。中国風呉汁もできる。ひじきの煮物にしても良い。
やっぱり、煮豆が一番や。食べながら、健康になった気がする。こうやって、レシピ本を読んでいると楽しくなる。

0
2024年03月02日

購入済み

ミキサーがおうちにある方向け

全100ページ。
約半分がミキサーがないと作れないレシピです。
うちにはミキサーはありませんし、買うつもりもないので、
「ミキサー必須のレシピ」だと、表紙に書いておいてほしかったですね…。
知っていれば買いませんでしたから。

作りやすいレシピばかりではありませんが、
藤井先生ならではのアイデア満載で、
レシピの内容はとてもよかったんですけど、
ミキサーがないので、作れない料理ばかりでした。
がっかりです。


0
2025年03月20日

「暮らし・健康・美容」ランキング