【感想・ネタバレ】偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理のレビュー

あらすじ

老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編やけど章同士がどっか繋がっててめちゃ面白かった。
みっちゃん最初はあんまり出てこんかったけど最後の方でめっちゃ活躍してたの良かった。
狩野さん出てきてから罪暴かれてくまでがトントン進んで読みやすい。
最後になるにつれて狩野さんの過去がちょっとずつ明かされて行くんも良い。

あと夏生なんか可哀想笑
そう言う子おるなって感じ笑

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2025年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

軽薄そうな言動に侮ると、予想外の方向から核心に向けてジワジワと追い詰めてくる。
そんなやり手元刑事の警察官に翻弄される犯人の焦燥や絶望を描いた短編集。
どれだけ小さな嘘でも、そこに生まれた綻びが広がっていく様は恐ろしい。

短編集だけどそれぞれの話が繋がっていて一気に読み進めてしまった。
狩野の警察官としての有能さと薄気味悪さを前半で描き、彼の過去を示唆する中盤、過去と狩野がなぜ刑事に戻らないのかが一冊にまとめられている。面白かった。
続編もあるみたいなので楽しみ。

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2025年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。続きが気になって一気に読んでしまった。特に良かったのは、「鎖された赤」と「見知らぬ親友」
「鎖された赤」は女の子を監禁したい欲求を満たす大学生の話。古い蔵に監禁するために色々準備したり、想像するところはすごく狂気的だった。
狩野の追い詰め方も、犯人が自白してしまうやり方で、狩野が出てくるとどんな事で犯人の綻びを見つけるのか、読んでいて楽しかった。

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集で5つの話し。ヘラヘラしてチャラチャラしてるけど洞察力が鋭いお巡りさんというキャラがキャッチーで好き。
犯人が4話目まで弱めというか、そんなに強力な敵ではない感じだったけど、最終話に計算高いキレ者の犯人が登場する&ちょこっとずつ散りばめられた伏線が回収される流れも好み。天才美大生の話しは独立して成り立ちそうだけど。

シリーズ化希望。ドラマ化もされそう。

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2025年03月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

連作短編集。
1話めはめちゃ良かった。倒錯された世界で江戸川乱歩を彷彿とさせる(かな?)。
2話めから徐々に飽きてきた。事件がショボくなってきたからか、計画性が薄れてきたからか。
徐々に明かされていく主人公の過去が気になる。
最後の話は良かった。

こういう系って緻密な計画にちょっとしたことから破綻が生じてくるところに醍醐味があると思うんだけど(コロンボや古畑みたいな)、1話めと最終話以外はあまり計画的でなくて、追求されるまでの話にあまり斬新さがなくて途中で飽きてくる。
でも最終話で綺麗に纏まっててなかなかおもしろかった。

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2024年02月12日

ネタバレ 購入済み

優しさが足りない

このお巡りさん、仕事はデキルけど魅力的ではない。ただただ意地悪く追い詰めてるようにしか感じませんでした。過去の取り調べの失敗(?)を悔いている場面もありましたがイマイチ説得力にかけるんですよねぇ…

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2022年06月25日

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