【感想・ネタバレ】権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典のレビュー

あらすじ

天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

苦労人行成のお仕事日記。

『御堂関白記』とまた違ったかたちで、あの時代を記した日記である。自筆が残っている『御堂関白記』がレアとはいえ、あまり詳しく残っていないのは寂しい。なかなか出世が望めない状況で、道長に追従しながら頑張っていたことが感じられる日記だが、妻子の病や死について書いた部分も印象的。

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2024年08月18日

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