あらすじ
六年三組の調理実習中に起きた洗剤混入事件。犯人が名乗りでない中、担任の幾田先生はクラスを見回してこう告げた。「皆さんは、大した大人にはなれない」先生の残酷な言葉が、教室に波紋を生んで……。
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Posted by ブクログ
子どもには、近くで話を聞いてくれる大人や、間違ったことをちゃんと間違っていると正してくれる大人の存在が必要だと改めて感じた。
また、この子はこういう子だからというレッテルを貼ることの危険性も感じた。
教室という1つの小さな社会の中ではなぜだかパワーバランスが生まれ、そのことにあの頃は疑問を持たなかったし、今となっては大したことないと思える。でもあの頃は確かにあの社会がすべてだったなと思った。
子どもは子どもで、大人ではないしなる必要もまだない。
Posted by ブクログ
あの世界がすべてだった学生時代。
気づきたくないことに気づきそうな予感。自分の本心が言えない。思っても行動できない。心のザラつきをなかったことにする。ひとりぼっちになりたくない。
自分にも確かにその瞬間があった。
そんな自分を恥ずかしく思い、目を背けていたなあ。
自分の弱さを人にみられることが怖かった。
自分で認めることが怖かった。
あの時間があったから、今の自分がいる。
弱さは必要だった。
と、大人になった今だからこそ言える。
広い広い世界にでて、あの場所はとても狭いものだった、もっと自分らしく居ていいと気づけたから。
今悩んでいるこども達にも伝えてあげたい。
これから世界はもっともっと広がって、必ず居場所はみつかる。
だから安心して大人になってねと。
『貴方の心が、本当は善いということを知っているから。』
『子どもにはできないこともあるでしょう。それでいいの。子どもは子どものままじゃないといけないのよ。』
『わかったと思いすぎないでくださいね。友達のことも同じ』
『好きなところを好きなように歩いていいのだ。』