【感想・ネタバレ】葦の浮船 新装版のレビュー

あらすじ

R大学の史学科に教員として勤める小関は、大学内での処世術にも長けた同僚の折戸に、強い嫉妬心を抱いていた。
学問のうえでも差を付けられた小関だったが、ついに妻までもが折戸に奪われてしまう……。
大学内の派閥争いを軸に男女の愛憎を描いた、松本清張の傑作長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

小関は良い奴。
折戸は、いるよねこういう奴でも因果応報喰らってほしかったなぁ…!!

近村達子は正しい意味で賢い女性だったが、笠原幸子は恋が絡むと盲目になる性質だった。「分かってはいるけど嫌いになれない」みたいなね。もっとちゃんと旦那さん相手に真摯に向き合えば宜しかったのだ。

今の時代ならSNSやらなにやらで大炎上して折戸も教授から降りることになっただろうが、当時はうまくもみ消すことができたんだろう。
とはいえ、今も大学のアカデミアにはこの頃のニオイが残っているよなぁ。

0
2024年11月15日

「小説」ランキング