あらすじ
足尾銅山の鉱毒で甚大な被害を受け、反対運動の急先鋒となっていた谷中村は、絶体絶命の危機にあった。
銅山の資本家と結託した政府が、村の土地を買収し、遊水地として沈めようとしていたのだ。
反対運動の指導者、田中正造は、村を守るため、政治権力に法廷での対決を挑む。
だが、それは果てしなく、苦難に満ちた闘いだった。
日本最初の公害闘争を巡り、権力の横暴に不撓不屈の精神で立ち向かった人々を描いた伝記文学の傑作。
解説・魚住昭
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Posted by ブクログ
足尾銅山の鉱毒被害に遭った谷中村村民と田中正造が最後まで立退に反対し、政府による居住地の打ち壊しに遭っても最後まで抵抗していく話。
辛酸という言葉以外見つからない谷中村の過酷な状況。