あらすじ
シェフの亮は鬱屈としていた。創作ジビエ料理を考案するも、店に客が来ないのだ。そんなある日、山で遭難しかけたところを、無愛想な猟師・大高に救われる。彼の腕を見込んだ亮は、あることを思いつく……。
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Posted by ブクログ
近藤さんの作品で犬が出てくると、犬を飼いたくなるし、犬に触れてみたくなるから不思議。当方犬は飼っていないのですが。犬が好きなんだなと伝わってきます。
さて今回の作品。
主人公がことごとくレストラン働いたところ潰れた、のに、働くって料理するのが好きなんだなあと思った。三回もダメになったら流石に無理って私ならなる。
近藤さんお得意のミステリーも出てきて、ハラハラしたし、第三者でしかいれないもどかしさも感じた。
人によっては、何だこの終わり方ってなるかもだが、いいんだよ、現実ってこんなもん。それ相応にってね。
最後に再会シーンがあってそれも良かった。
犬可愛い。
後、料理!
食べたくなった。
Posted by ブクログ
ジビエを出すフレンチの悩めるシェフが、ひょんなことから猟師と出会って彼の生き方を知っていくうちに、吹っ切れていく話
人生まったくついてないと嘆いていた主人公が、山に出入りするうちに、フラフラ生きていてもいいと自分を認められるようになっててよかった
ジビエまだ食べたことないんだけど、より命をいただいて生きている感が強いんだなと思った
タイトルかわいい〜くらいのノリで読んだけど、人が育てたみかんと、それを食べて育った野生のひよどり
解説にもあったけどすごい対比
駆除されて焼却場で焼かれる積み上げられた鹿とか、考えさせられる内容でもあるなと思った
あとピリカとマタベー文章だけで超かわいい