あらすじ
不安な時代に必要な知恵、仕事の武器をどう身につけるのか。働き方についての取材や論考も多い出口治明さんと、女性学、ジェンダーについて研究を続ける上野千鶴子さんが、日本人の働き方、幸せになる働き方について語り合う。長時間労働、年功序列などの日本型経営からの脱却など、
さまざまな課題がある中、これからどのように変化、対応していけばよいのか? 働く人が自由になる社会を考える。
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Posted by ブクログ
★印象に残った点
●労働組合にまつわる話
労働組合は人口が増えていた時期に失業率を抑えて完全雇用に近い状態を達成したが、女性を労働市場から排除したからである
●これからの働き方を考える
新卒一括採用をやめ労働の流動化でイノベーションを
クォーター制とダイバーシティ、変人パワー、定年廃止(第2の人生と考えない)
●上野さんの働き方
上司とは利害、部下とは信頼でつながる
信頼を組織の内外で活かす
●出口さんの働き方
性差など日本の社会構造の不備を取り除け
学び続け、働くことの武器に
●幸せに働くためどう学ぶのか
教育の未来を考える 考える人材を育てる
置かれた場所で咲く
来るべき転職時代に備え学び続ける
社会の多様性から学ぶ
★所感
対談形式で日本社会の構造の問題点について述べており読みやすかった。現状に対してあれこれ言うことは簡単であるが、これは社会の構造だと割り切り自分の影響力の範囲でできることをしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
2021年1月刊。
「幸せな人生って何?」と言えば、自分の頭で考えて自分の言葉で言いたいことを言って、機会があればチャレンジすることだと思います。(出口)
同時期に京大に学んだ二人は日本の大学に教育はなかったという。同感だ。
また60歳代は余生だとも。そう思えば、仕事も楽か。
消費税は公平なもので、コロナ禍でも下げてはだめだとも、そうかなぁ?
女性や外国人の積極的な登用で日本の将来に寄与を期待しよう。