【感想・ネタバレ】監獄に生きる君たちへのレビュー

あらすじ

廃屋に閉じ込められた六人の高校生たち。あるのは僅かな食糧と、一通の手紙――。【私を殺した犯人を暴け】 差出人は真鶴茜。七年前の花火の夜、ここで死んだ恩人だった。
謎の残る不審な事故。だが今更、誰が何のために? 恐怖の中、脱出のため彼らはあの夜の証言を重ねていく。
児童福祉司だった茜に救われた過去。みんなと見た花火の感動。その裏側の誰かの不審な行動。見え隠れする嘘と秘密……この中に犯人がいる?
全ての証言が終わる時、衝撃の真実が暴かれる。

一気読み必至。慟哭と感動が心に突き刺さる――! 発売から大重版が続く『15歳のテロリスト』『僕が僕をやめる日』松村涼哉の、慟哭の衝撃ミステリーシリーズ、待望の最新作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

松村先生、連続3冊目。
僕〜、15歳〜が面白かっただけに、結末がちょっとわかりづらかったかもw
それでも、児童相談所の大変さや子供たちの虐待ネグレストいじめなどの状況がわかって良かった。
大変な子供たちが世の中にはたくさんいて、その状況も子供の数だけあるってことも知った。
助けてあげれる命があるならば、茜と同じように助けてあげたい

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2023年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

胸が締め付けられた

誰かが死なないと変えられない状況が悲しすぎる

少しでも多くの子どもたちが心穏やかに、健やかに成長できるよう変わっていってほしい

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2023年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

展開が早くおもしろかった。

なぜ真鶴茜は、死んでしまったのか。死んだのは、他殺なのか、自殺なのか。

児童相談所の職員(真鶴茜)と、色々な面で“虐待”を受けた子供たちについて、考えさせられた。
今の児童相談所の職員では、助けを求めている子供を全員救うのは、人手が足りないため難しい。だからといって、簡単に人を増やせることができるわけでもない。真面目に子供に向き合うことで子供は救われることもある。そして、茜は真面目だった。故に普通の人でも人手が足りないために十分な時間を割いてやることができない。しかし茜は、自分の時間を割いてまでも、子供を助けようとした。けれど、十分では、なかったため誤解が生まれてしまった。

誤解は、思わぬ事態を招くことがある。だからこそ誤解を無くすべきであるが、人の勝手な思い込みや、言葉のあやなどで引き起こされる。自分もできる限り誤解のないようにしていきたい。

また、虐待が無くなることを祈る。


この本を読む人、読んだ人にはぜひこの本の作者が書いた『15歳のテロリスト』という本も、ぜひ読んで欲しいです。

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2021年01月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「監獄」の意味が分かった瞬間鳥肌が立ちました。
もしかしたら自分も今「監獄」の中で生きてるのかもしれない。
そう感じたお話でした。
現代社会が抱える子供虐待防止や、カウンセラーの対応職員が少ない現実に私は驚かされました。
私は今高校生です。周りの人達が大学では心理学部に行きたいと言ってる人が多かったのでてっきり沢山居るのかなと勘違いしてました。
今こうしてる間も救われない、苦しんでる子供たちがいる。高校生の私に何か出来ることはないのか?この社会問題をどう変えていかなければならないのか?
それらを今一度よく考えるきっかけを与えてくれた本でした。

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2024年07月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすかったし、一気に読めた。
大きなどんでん返しや伏線はないが、シンプルで、児童虐待とその周辺をとりまく児童相談所の人員不足などの問題に一石を投じるような内容だった。

廃屋に閉じ込められた高校生6人が、11歳の時亡くなった真鶴茜の死の真相を暴け、と犯人探しを始めるといった話。

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2023年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙とタイトルで即購入。
衝撃のラスト!!までは行かなかったけれど、最後まで面白く読めました。
それぞれの家庭の事情であったり、子どもながらの思いであったり、、。
今後、子どもたちと関わる仕事をしていく自分にとっては、よく考えていきたいなと思える題材でした。

印象に残っているセリフは、
【監獄で生きた子どもたちへ──辿り着く場所は、もう監獄ではない】

今後の子どもたちがどう転ぶのかを想像するのが楽しくなる一言でした。

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2022年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

児童養護の難しさを痛感した。

ネグレクトや虐待とされる子どもたちを、ただ親から引き離すのではなく、その子どもが何を思い、考えているのかまで推察して、その後をどう歩ませるかまでが保護と言えるのかもしれない。
ただ、そんなことはほぼ不可能。

真鶴茜は児童福祉士として真っ当に働いていたが、過労死レベルをゆうに超えている。
それでも助けたい思い一心で行動していた。
だから救われたと思う子どもたちや、慕ってくれる子どもたちがいたんだろうね。

行政の対応の難しさともどかしさが表れていた。

茜さんは心が広いからこそ、全てを自分のせいにして、みんなを赦すことができるんだろうね。
ただ、それで傷つく人もいた。難しいな。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

好きな作家さんの新作たのしみにしてました
児童虐待について考えた事あんまりないなと気付かされた
登場人物一人一人の描写よかったけど
人数多くて複雑というか、浅く広くという感じ

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2021年07月28日

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