【感想・ネタバレ】西郷の首のレビュー

あらすじ

西郷の首を発見した軍人と、大久保利通暗殺の実行犯は、かつての親友同士だった。激動の時代を生き抜いたふたりの武士の友情、そして別離。「明治維新」に隠されたドラマを描く、美しくも切ない歴史長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白くて一気読みしてしまった。
残りのページ数がもうこれしかないって思ったのは久しぶり。
幕末、維新の対照的な生き方をした男二人の話。
ドストエフスキーの駅員を書いた短編にちょっとテーマが似ている気がした。
体制の変革を願いながらも、どこかで旧体制である「武士」しがみつかなければいけなかった男が悲しい。
文章もリズムは軽快。
軽快であるけども、薄っぺらではない。
説明臭くはないけれど、読み手に十分に情報が伝わり臨場感がある。
お勧めです。

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2020年12月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

西郷の首を発見
大久保卿を暗殺

この二人は無二の親友であり、幕末に右往左往
している間に没落していった加賀藩の物語
島田一男の名は途中で思い出したが安重根に比
べてマイナーかもしれない
本書は明治御一新に乗り遅れた状況が悲しいぐ
らい克明に描かれている

「西郷ノ首ナキヲ以テ、登文ニ探索ヲ命ゼラル
「探索ヲナシタルニ、果シテ門脇ノ小溝ニ埋メ
アルヲ発見シ、登文、首ヲ齎シテ、浄光明寺ニ到
リ山県(有朋)参軍、曾我(祐準)少将ニ呈ス」
本書の主役の一人千田文次郎が発見した時の様子

でも昭和50年に鹿児島市の松平墓地で、鉄鍋に
入っている頭骨を発見と言う処から「西郷どん」
の首発見とか新聞ネタになったのも知った(´・ω・`)

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2021年03月17日

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