あらすじ
伏見宮博恭王・元帥から厳命され、連合艦隊司令長官を続けることになった山本五十六は、井上成美の“苦言"に蒙をひらかれて「ハワイ作戦」の陣頭指揮を決意する。それは、開戦劈頭、連合艦隊麾下、主力空母の大多数を率いてハワイ近海まで押し出し、米海軍艦艇の居並ぶ真珠湾に“航空波状攻撃"を敢行するというものだった。徹底攻撃を決意した山本は、最先端兵器・対空レーダーを搭載する「大和」に座乗、空母7隻を擁するハワイ空襲部隊を編成する。そして昭和16年12月3日、米国民の戦意を徹底的にくじくべく、真珠湾へ向けて巨大戦艦「大和」が出撃する!
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Posted by ブクログ
真珠湾にまだバリエーションがあった。しかもレーダーを積むために日程を遅らせるという無理のない改変でここまで徹底的にやれるとは。やはりレーダーの有無は大きい。開戦時ならそれだけで優位になれるアイテムだが、まさにその通りになった。そしてちょっとしたタイミングのずれで大きく展開が変わってしまうのが架空戦記の面白いところ。そのおかげで湾内の戦艦だけでなく重油タンクと空母も撃破してしまった。そうなると艦隊決戦をやるならサンディエゴぐらいしかないがどうなるのだろうか。西海岸への攻撃も最近の作品でやっているので多分避けるだろうし、作風からワシントン、あるいは東海岸ということはないだろうからオーストラリアだろうか。それともやはりまた西海岸だろうか。